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大手で「働きがい失った」 52歳、はじめての転職

※本記事は過去にビズリーチに掲載したもので、掲載当時の内容となります

人生100年時代。かつてキャリアの終盤とされた50代は、人生を折り返したばかりという時期になりつつあります。新しい時代に、より輝く50代を増やしたい。そんな思いで新シリーズ「輝く!50代キャリア創造委員会」を立ち上げます。初回は、大手企業で「定年までの会社人生に働きがいを見いだせなくなった」と話す男性に、「委員」として52歳で実現した転職について伺います。

西尾 雅昭(にしお まさあき)
新卒で日系の大手ITベンダーに入社。主に医療情報システムの開発・構築業務に携わる。基幹システム構築のプロジェクトマネージャーの傍ら、社員10人ほどの組織マネジメントも経験。52歳で医療系の中小企業に転職。

自称「普通のおじさん」の決断

事務局 「輝く50代を増やしていこう」という趣旨で新しく始める当企画の第1号としてお越しいただきました。西尾委員は2020年、52歳のときに初めての転職をされたそうですね。

西尾委員 今日は少しでも同世代の方の参考になればと思って来ました。大学卒業後、いわゆる日本の大手企業に勤め続けていました。転職のきっかけを簡単に言えば「定年までの会社人生に、働きがいを見いだせなくなったから」です。前職では40代前後で、「管理職コース」と「専門職コース」の、キャリアの分岐点がありました。いわゆる出世コースである管理職のポストは当然限られており、私は専門職コースへ進みました。しかし年齢とともに現場業務から離れ、間接業務、後方支援業務がメインになっていきました。かといって管理職でもないので、仕事の内容が限られてきたんです。

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