見出し画像

なぜNTTコムに「50歳研修」ができたのか 2,000人と面談した話題の人事担当

※本記事は過去にビズリーチに掲載したもので、掲載当時の内容となります

近い将来、社員の半数が50代以上になるというNTTコミュニケーションズ(NTTコム)では、50歳になる社員専用のキャリアデザイン研修と面談を導入しています。今回の「輝く!50代キャリア創造委員会」は、取り組みの仕掛け人となった浅井公一さんを「委員」にお迎えしました。約2,000人にも及ぶ「50歳」と面談してきた浅井委員に、シニア層を活性化するための要諦を伺いました。

浅井 公一(あさい こういち)
1981年、日本電信電話公社(現:NTT)入社。NTT再編時にNTTコミュニケーションズに転属。コールセンターの運営や、労働組合の幹部などを経験し、2013年に人事部門に異動。以来、経営課題の一つとなっていた50歳以上の年齢層の活性化に関わる。岐阜県出身。60歳。

50代以上が約45%の会社で

委員会事務局(以下、事務局) NTTコミュニケーションズで、50歳以上の方のキャリア開発のために2,000人以上の社員と面談をされてきています。まずは取り組みを始めた経緯を教えてください。

浅井委員 当社は現在、社員の約45%を50代以上が占めます。これが2025年には50%に到達する見通しになっています。私が人事部門に異動した2013年当時から、経営陣にはこの層の活性化は重大な経営課題という認識があったようです。私が労働組合の幹部を務めていたことなどもあってか、ほぼこの課題の専任として関わることになりました。

続きはこちら