#ツギノ世代、九州アトツギMeetupに参画して感じた熱量と未来志向
九州アトツギMeetupで全体ファシリテーターをつとめる中で、学ぶことも多くありました。#ツギノ世代に向けて私自身が気づいた事、学んだ事、そして伝えたい事をまとめていきます。
アトツギ世代の経歴が凄かった
家業を継ぐことになり戻ってきたアトツギ面々の前職は、ベンチャー企業につとめていたり、海外を転々としていたりと、かなり特色のある経歴を持った人達が多くいました。ある意味、平凡でない働き方をしてきただけあって、面白い発想で事業を考える力を持っていることを実感しました。
ベンチャー企業を目指しスタートアップに集まる若者と接していた10年前と同じ感触でした。私の世代(バブル世代)でも家業を継いで経営を頑張っていますが、この感触を持ったことはありませんでした。
スタートアップでは、経営資源を持っていない。
アトツギベンチャーだと経営資源を持った活動ができる。
故にベンチャー型事業承継は、期待できる取り組みだと考えています。
九州アトツギMeetupの流れを振り返る
九州アトツギMeetupのワークショップのファシリテーターとして声をかけていただいて、コラボレーションを創発するプログラムを持っていたので、これなら運用できると考えたのと、「アトツギ」が対象だったので、経済産業省が取組む経営デザインが活用できると考えて、2つの組み合わせでワークショッププログラムを構成しました。そしてオンライン、リアル、オンラインの3日間のプロセスを運用しました。
九州アトツギMeetup Day1
九州アトツギMeetup Day2
九州アトツギMeetup Day3
ミレニアル世代が「自分ごと」にする大事さ
アトツギ世代の大半は30代。世間ではミレニアル世代と呼ばれる世代です。
4年前に大手企業のミレニアル世代がオープンイノベーションに取り組む
Onejapan 共同代表の濱松誠氏を迎えてのフォーラムを開催しました。
その時の濱松誠氏の講演で「自分ごとにする」という言葉が連続して出てきて、私の頭の中に刷り込まれました。
九州アトツギMeetupでのワークショップの共有スピーチの際にも後継者として「自分ごとにする」という言葉を多く耳にしました。
この「自分ごとにする」という気づきが一番大事だと思います。
今回の九州アトツギMeetupでは、時間が無くてプログラムには入れませんでしたが、社内研修や、事業承継・M&Aのセミナーでのワークやコンサルティングでは、「自分ごとにする」ための思考法を使っています。
なるほどTwitter、インナーブランディングなのか。私が学んだ事
九州アトツギMeetupを通して一番学んだのは、SNSの活用。特にTwitterでのブランディング効果でした。
2009年からTwitterは使っています。本気で使ったのは1年ぐらいで、2010年にFacebookを使い始めてからは、Twitterを意識して使ってませんでしたが、
経営を承継する、承継したタイミングでSNSを戦略的に使う中、Twitterをブランディングにも結び付けている事例を多く聞くことができました。九州アトツギMeetupに参加してから影響を受けてSNSやTwitterを使い始めた人も増えています。私もTwitterを見直して活用を始める準備をしています。
そして、noteの活用も見直しています。
インナーブランディングも実績例を含めて学んだことでした。
事業承継・M&Aの仕事を始めると、ここに大きな市場があることに気づきました。企業ブランディング(アウターブランディング)だけでなく、インナーブランディングも私ができる分野なので、改めて気づけたのが大きな学びでした。経営デザインにもリンクしますから。
事業承継時がデジタル化のチャンス!!
九州アトツギMeetupでは、先輩アトツギの講演がありました。
共通しているのは、経営を承継した前後で、デジタル化に取り組んでいることでした。事業承継×DXという流れは今後、普及していきます。
10月に、有限会社ゑびや 代表取締役 小田島春樹氏を招いたセミナーを運営しましたが、まさに事業承継×DXが加速するという流れでした。
アトツギの事業承継×DXの特徴は、デジタル化伴走型の取組みです。
会社のデジタル化をシステム会社やベンダーに丸投げするのではなくて、システムの内製化するものです。中小企業もデジタル化伴走型でのデジタル化の内製化が加速すると思います。
私がITベンチャー企業の経営をしていた時に、㈱ファーストリテイリングのITコンサルを請負ってシステム開発もしていました。今、振り返るとデジタル化伴走型でのデジタル化の内製化の仕事をしていたように思います。
課題は、デジタル化伴走型する事業者、企業が少ない事。
ここに、IT系、DX系のスタートアップ企業との大手企業、中小企業との連携と実務が始まっていくと考えています。
これから、事業承継×DXの市場が面白くなっていきます。
両利き経営を経営デザインで取り組む
九州アトツギMeetupでは、両利き経営の知の深化、知の探索に基づいた事業創造に結びつけることを考えて、一番適したツールである経営デザインを使いました。創業塾や後継者塾でも経営デザインを使い成果を出しているので
九州アトツギMeetupに参加した後継者からも成果が生まれると確信しています。3日間のMeetupでは、両利き経営に繋がる活動が生まれる気運が熱量とともに創出できていると思います。
九州アトツギMeetup3Daysのその後
全体ファシリテーターが終了して私の任務は終わりました。
ここから、昨年から始まった「アトツギ甲子園」にエントリーするアトツギも出てくるでしょう。
そして、3日間の交流から参加者同士でのSNSを使った交流、そして連携も始まろうとしています。とても良い傾向です。
私も九州アトツギMeetup3Daysのワークモデルを全国に広めていく活動に移行していきます。
自治体でも支援機関でも金融機関でも運営できるプログラムなので、ご相談をお待ちしています。
ご相談はこちらから。QRコードで私と繋がります。
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