12月22日のガイアの夜明けで「にっぽんの宝物」が放送!!
全国の生産者が”絶品”を競い合う。「商品」×「人」×「ストーリー」
商品だけでなく、生産者や関わった人、それにまつわる「ストーリー」も含めて魅せる。コラボレーションで苦境に負けない活動が鍵。
2年連続で「にっぽんの宝物」がガイアの夜明けで放映
地方には眠っている、とても貴重な産品があります。世の中に知られていない、もったいない産品があります。ただ産品をそのままお店に出して販売しているものが多いですね。産品を「商品」にすることが大切です。
昨年(2019年)10月に「にっぽんの宝物」がガイアの夜明けで放送されました。生産者にスポットがあたり、産品が商品になる過程で、関わった人達にも視聴者の目線が行き、グランプリまでのプロセス、そしてグランプリの様子、グランプリで賞を獲得した生産者のその後が描かれて、視聴者に感動を呼びました。
今年はコロナの影響で生産者も流通業者も、そして「にっぽんの宝物」の関係者も大変な年になりました。生産者、流通業者は収益で大きなダメージを受け、運営関係者もこれまでと違った対応が必要となりました。
しかしこの苦境に対応した生産者や支援者の行動に、今回の放送はスポットがあたっていると予想しています。
「にっぽんの宝物」って?
地方の素材を、コラボレーションとアクティブラーニングの力で全国・世界へ!
にっぽんの宝物の総合プロデューサー 羽根拓也氏が全国の仲間とともに活動しています。
日本の地方には、多くの優れた価値ある商品、技術が存在します。しかし、こだわりの商品は流通に乗りにくく、次第に担い手を失いつつあります。このような「にっぽんの宝物」を自治体や商工会と協力しながら、1次2次3次産業の「コラボレーション」、事業者の「アクティブラーニング体験」をキーワードに、国内外に紹介・販売支援するプロジェクトです。
2019年は、TOFU MEATが準グランプリを獲得!
2019年は、私の支援先でもある(株)フェリーチェが製造するTOFU MEATが、にっぽんの宝物のイノベイティブ部門で準グランプリに輝きました。
にっぽんの宝物世界大会への出場権も得て、意気揚々としていましたが、コロナの影響で世界大会が未定となったのが残念です。
しかしながら、「にっぽんの宝物」での準グランプリの看板は大きく、県内のマスコミに取り上げられるなどマーケティング面や販促面での効果は絶大です。TOFU MEATと同様、それ以上に、「にっぽんの宝物」で賞を獲得した商品そして事業者の注目度は半端ありません。2年連続でガイアの夜明けに取り上げられ、出演した生産者や支援者の反響は凄いことになると思います。地方からでも全国に注目される商品になるでしょう。
ちなみにTOFU MEATは、代替肉としてヴィーガン商品としても注目される上で、「にっぽんの宝物」での準グランプリの看板も有効に活用でき、菜食家や野菜ソムリエの方々にファンも生まれています。
2020年5月からオンラインライブ「TOFU MEATing」をスタートしています。
10月には、一般社団法人 J Vegan協会 の王理恵会長もTOFU MEAT公式アンバサダーに就任され、TOFU MEATにとっては大きな歩みが始まりました。
にっぽんの宝物の「商品」×「人」×「ストーリー」のコンセプトが支持者を増やす源になっています。
にっぽんの宝物は、山口県から始まった。
なぜ、「にっぽんの宝物」をこんなに推しているかというと、私が山口県から始めた当事者だからです。
2009年に山口で始まった本プロジェクト。民間主導の企画に、自治体や商工会が全面協力。既に全国12地域でセミナーを実施、5地域でグランプリを開催するまでに拡大。セミナーやグランプリを通して段階的に育ってきた商品が、地元はもちろん、首都圏、インターネット、さらには、海外での販路拡大につながっており、これまでにない地方創生のプロジェクトとして大きな着目を集めています。
2009年頃、山口大学経済学部で新事業創造論の講師をしていました。その際、山口大学産学連携推進の准教授から紹介されたのが、客員教授で教鞭をとっておられたアクティブラーニング社の羽根拓也社長でした。
意気投合して、山口県から地方の中小企業をコラボレーションの力で活性化しようと立ち上げたのが「コラボネットワーク」です。
ちょうど10年前の12月5日に、山口市の菜香亭で、セミナー&ワークショップを開催しました。
記念すべき、第一回目のセミナー&ワークショップを、山口市にある菜香亭の会議室にて開催しました。菜香亭は、明治10年、料亭として創業。山口の迎賓館として、井上馨、伊藤博文、佐藤栄作ら時代を担った人々が集った場所…それが菜香亭です。近代日本を創るために、菜香亭で、偉人達がディスカッションし、コラボレーションも生まれたに違いありません。
2010年には自治体とフォーラムを開催しました。
1年間で6回のセミナー&ワークショップを開催しました。参加者同士のコラボから生まれた事業をこのフォーラムでプレゼンテーションしていただきました。また、セミナー&ワークショップの紹介では、船方農場で行ったワークショップを取り上げました。
コラボネットワークが高知県に渡り、そして「にっぽんの宝物」へと進化、変化したのは、会議室ではなく、自然溢れる環境、そう農場でワークショップを開催できたのが大きかったでしょう。
この10年を振り返ってみる中でのガイアの夜明け
コラボネットワークからコラボグランプリへ、そして「にっぽんの宝物」へ。
2009年から10年以上の活動となり、一番大きな成果は、多くの「人」、「地域」、「組織」を巻き込んできたことではないでしょうか。
また、東京から始まったのではなく、山口県という地方から。そして小さなスタートからプロセスを大事にして、地方、全国、世界へと未来に向けてビジョンがあったから、ガイアの夜明けに、2年連続で取り上げられることになったのだと思います。
そういう私は、コラボネットワークの立ち上げの一人でありましたが、にっぽんの宝物に進化した際、見届けて7年目に一旦、離れました。いわゆるアルムナイしました。離れた理由は、コラボを別の形で展開したかったのと、スタートアップ支援が多忙になったからでした。そして、コラボネットワークから数えて10年目を迎える2019年に、3年振りに、にっぽんの宝物に復活しました。10年目の節目で大きな展開をするために、声がかかりました。にっぽの宝物のルーツである山口県の参加を求められました。7年前までは事務局の役割をしていましたが、復活した際には、事務局は卒業したままでメンターという位置づけで活動しています。一旦離れたことで、また違った視点で「にっぽんの宝物」を見ることもできました。
昨年の全国大会に参加した際には、多くの仲間と触れ合うことができました。これまた新鮮でした。仲間が増えていくことが「にっぽんの宝物」の魅力であり、仲間通しで切磋琢磨し協力し合えるのが大きいと思います。
12月22日のガイアの夜明けを是非、ご覧ください。