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2年振りに、創業塾の講師を受託。事業承継にも繋げます。

昨年は、コロナの影響もあり創業塾での講師はありませんでしたが、今年度は、早々にオファーをいただき受託しました。 
15年前から創業塾での塾長や講師をしていますが、その頃、日本商工会議所主催 支援機関向け、創業塾の講師向けの研修を受講しました。
支援機関が実施する創業塾で配布される「夢を実現する創業」テキストにある内容を活用しています。

「不易流行」で、事業承継を創業支援に!

創業塾での内容は、軸はぶらさずに基本をもって構成します。いわゆる不易の部分ですね。SWOTによる分析、SWOTからのマーケティング、ビジョンの設定、決算書の読み方と経理作業について、創業における労務関係、法務関係の知識。

今回から温故承新として、事業承継につながる内容も組み込みました。

創業_事業承継

中小企業白書2019年度版にて、起業準備者にとっての経営資源引継ぎ型創業の調査結果が掲載されました。創業をゼロからスタートさせるよりも
そして、2020年度の中小企業白書では、事業承継・引継ぎ補助金における新類型(創業支援型)の創設が検討されているようで、創業も新たなスタイルが生まれてきます。
私が、やまぐち事業承継・M&A協同組合 の設立に参加したのも、新たな創業塾を描いての行動でもあります。

創業支援

「機会」を提供するのが創業塾

創業塾には様々な方が来られます。創業間近の人、数年後を考えている人、就活と合わせて考えている人、同業者が勉強の為に来ている人。
 
創業スタイルもベンチャー志向、スモールビジネス志向、ライフワーク志向と様々。ここに、温故承新志向スタイルが入ります。

創業塾の基本は5回で構成され、その後、希望者に対してフォローアップのセミナーが用意されるのが基本です。
しかし、5回の創業塾で完璧な事業計画は期待できません。
受講をきっかけにして、商工会議所の経営指導員に相談して対応してもらう、専門家に対応してもらう。場合によっては、事業に入って伴走型のコンサルをしてもらう。
受講者が、そういう機会を得る場が、創業塾です。
 
私は事業プロデューサーとして「機会創出」のプロデュースもしています。セミナーや交流会、そしてワークショップに参加する方に「機会」を提供する「場」を演出する。その一つが創業塾でもあります。

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創業支援の仕事を始めたのが2003年からなので、もう18年になります。
山口市の産業コーディネーター、山口県のインキュベーションマネージャー、防府市のインキュベーションマネージャーなど、自治体での創業支援に携わりました。そして、山口県内だけでなく、鳥取県、岡山県、兵庫県の商工会議所、商工会で創業塾の塾長や講師もつとめてきました。
講師を始めた当初は、手探り状態でしたが、ちょうど全国でドリームゲートが立ち上がり、山口県のサポーターとして行動する中で、創業の支援手法を学ぶことができました。学んだことをアウトプットすることで知識のブラッシュアップをする。お陰で創業支援のノウハウを蓄積することができました。
不思議なもので、今は複業先の中小企業基盤整備機構の仕事で商工会議所や商工会など支援機関の経営指導員、職員へ講習を通して指導しています。
これまで学んだことを新たな形にして提供することで、これまでの御恩をお返ししています。

創業塾も不易流行、温故承新で。

コロナ禍の情勢とこれから先を見据えると創業塾も大きく見直す時期になっています。コロナ前の内容での創業塾では、これから創業した人達を持続できる事業者には結びつけられないでしょう。

創業塾は、自分自身の仕事を作っていく能力を身につける「場」にしないといけません。仕事ができる人と仕事が作れる人は違います。

新たな創業塾を描き、新たな事業者を創出していきます。

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