~ユニコーンに乗って~ 「世代とリカレント、そして融合(ハイブリッド)」
お勧めのドラマがある。それは、TBS系の火曜ドラマ 「ユニコーンに乗って」。スタートアップ企業のドラマ。僕世代(バブル世代)にはなじめないかもしれないけど、世代とリカレントそして融合(ハイブリッド)の視点で見ると気づきが多くある。
なぜ「ユニコーン」なのか?
スタートアップに関心のない人は、なぜ「ユニコーン」なのか?と、思うかもしれない。
ユニコーン企業は、短期間で上場を目指すスタートアップ企業。
よく創業セミナーや創業塾のタイトルでスタートアップを使うが、本来のスタートアップは、10年以内に上場やバイアウトをする企業のことを言う。
スタートアップが様々な使われ方をしていたので、ユニコーンを短期間で上場を目指すという定義化されたのは、私の仕事上助かった。
ちなみに、ゼブラ企業というジャンルもある。
世代の違う人が入社
ミレニアル世代、Z世代が起業したユニコーン企業に、おそらく就職氷河期世代(団塊ジュニア)の西島秀俊が扮する「小鳥さん」が転職する。
第1話は、面接して入社するまで。僕のお勧めは、第2話だ。
僕は小鳥さん世代のもう一つ上の世代になるが、12年前にスタートアップ起業家と仕事を始めたので、ちょうど小鳥さんと同じぐらいの年齢の時になる。
ジェネレーション(世代)
このドラマは、ジェネレーション(世代)が一つのテーマだろう。
世間ではジェネレーションギャップが取り上げられる。
ジェネレーションギャップはどの時代でもあり、バブル期に入社した僕は、新人類と呼ばれ、新人類との接し方という見出しの書籍や新聞をよく目にしていた。バブル世代からすると、団塊の世代や焼け跡世代の人達は勢いが凄すぎて、縦社会だった。
この頃を考えると世代間ギャップはあるものの、世代間の共創スタイルはやりやすくなっている。そして、世代の融合による課題解決が始まっている。ドラマでは、大きく「ジェネレーションハイブリッド」と表現した。
素晴らしい!!
リカレント(学び直し)
小鳥さんは、転職してユニコーン企業に入社。このユニコーン企業はデジタル系企業だ。専門用語が飛び交う。
僕も経験した事だ。コンピュータ業界にはいたものの33歳の時に友人に誘われてITベンチャー企業の設立に参加したが、ミーティングで飛び交うIT用語はチンプンカンプンで、IT用語辞典を買って勉強した。まさに小鳥さん状態だ。
就職氷河期世代以上の世代にはリカレント教育が必要なる。
このドラマの意図がよくわかる。
ハイブリッド(融合)
ユニコーン企業は多くの出資者(株主)がいる。短期間での成長と市場確保を求められ続ける。商品やサービスをリリースすると早急な周知・認知が必要であり、大量のアクティブユーザーの獲得が求められる。
ネットを活用したデジタル戦略は若手世代が得意だ。SNSでのマーケティングを展開して、インフルエンサーの活用も考える。とにかく効率の良い戦術を展開する。
小鳥さんは、これまでの経験を活かしてアナログ戦術を提案して実行する。
「face to face」だ。
これがヒットする。
アナログ戦術ではファンづくりを徹底する。これは、僕がPanasonicグループで働いていた時に学んだ手法であり、戦術だ。
今は若い人たちが得意なデジタルマーケティングとも組み合わせると効果が出る。アナログとデジタルの融合戦略だ。
この手段は僕も使っている、ミリオンセラーになった商品やヒット商品を生み出すコンサルティングの手法は、アナログとデジタルのマーケティング融合戦略(僕が考案したMSRマーケティング)が効果を出す。
世代とリカレント、そして融合(ハイブリッド)
コロナ禍そして海外の状況、そして国内の状況を見渡すと非常に厳しい状況だ。バブルの崩壊を経験している僕としては、あの頃以上の経済環境になるように思われる。対応策は色々と考えられるが、世代とリカレント。そして融合することがキーワードに思える。
ドラマは恋愛物語も同時進行している。
ここにも「世代とリカレント、そして融合」が当てはまるのだろう!!
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