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Z世代から2代目、3代目、4代目を創出する。

地方では後継者不足が深刻になっています。日本の技術やノウハウを未来に継承していく。10年先、20年先に継承している世代はZ世代。
Z世代から2代目、3代目、4代目を創出していくことを「温故承新プロジェクト」の一つとしてスタートしました。

ユニークな事業承継を啓発していく取り組みを始める。

スタートアップの取組みが、大学でも始まり、スタートアップに関心を寄せる学生も増えています。
ゼロからアイデアを出していくには、学生のように経験や経歴に縛られてない方が良いとも言えます。

ここに、起業を学ぶだけでなく、既存の企業が持つ経営資源を知り、分析して、未来に繋げていくことが始まると地域の活性化、小規模事業者を含む、中小企業の活性化に繋がると思います。

そこで、今回、企画した事業承継セミナーが、学生時代に中小企業の後継者未定問題に興味を持ち、福岡の老舗蒲鉾屋「吉開のかまぼこ」の復活に向けた支援活動を始めた、林田茉優さんを迎えて行う事業承継セミナーです。

事業承継セミナーのコンセプト

地方での事業承継・第三者承継、中小企業の事業承継・第三者承継を活発にしていくには、Z世代から2代目、3代目、4代目を創出するというコンセプトが必要だと考えて企画しました。

Z世代の10年後には、家業を継いでいる人や、第三者として継承している人もいると思います。

10年後を考えると、今時点での取組みが大事です。

先駆けて実施することで、振り返ると、これがあったから事業を継承した。
というZ世代が活躍する場と切っ掛けが生まれた場にしたい。

Z世代である大学生にも、この事業承継セミナーに参加いただきたいと考えて、懇意にしている山口大学の教授にも趣旨を説明して、ゼミ生や先生方に案内していただいています。

他の大学の学生や先生にも参加してもらうと広がりが大きくなるので、期待しています。

私は6年間 山口大学経済学部で新事業創造論の講師をしていました。非常勤講師でしたので、実ビジネス界の事も授業で伝えました。
最後には作成したビジネスプランをプレゼンします。
ビジネスプランのレベルは様々でしたが、中には、「おっ」と、思うようなビジネスプランがありました。
共通していたのが、実家に家業があったり、両親は会社員だけれども祖父が職人として事業を行っているという環境にあった学生のプランでした。
経営資源が身近にあるという環境を活かす。
Z世代から2代目、3代目、4代目を創出するという取組みが、大学でも採用されることを期待しています。

「えっ!このような事業承継があるのか、、、、」

事業承継セミナーというと、これまで集客が難しいと言われていました。

事業承継をネガティブに捉えられて、顔が見える会場には行きたくないという声が大半でした。

このネガティブなイメージを変えていくために、「ユニークな事業承継」をテーマにしています。

「えっ!このような事業承継があるのか、、、、」

と、身構えずに気楽に参加できる、事業承継セミナーを全国に向けてメッセージを発信していきたいと考えています。
また、講演する機会があれば講演やセミナーを実施できればと思います。

昨年は、買い手側の視点に立っての事業承継セミナーを企画して実施しました。買い手側だとセミナーにも参加するだろうと考えての実施でした。

買い手の当事者をゲストに迎えてのトークセッションは生々しい話もあり、
参加者には好評でした。
集客も予想通りで定員を大幅に越えました。 

2022年も事業承継セミナーとしては、ユニークなセミナーだったと思いますが、2023年はより「ユニークな事業承継」として開催します。

自分事変換能力を高めることが事業承継に繋がる。

事業承継・第三者承継の取組みは後回しにしたり、放置したり、考えるとネガティブになる経営者も多くいると思います。

事業承継・第三者承継の啓発を始めている私自身が後回しにしたり、放置したり、考えるとネガティブになる当事者でした。

コロナ禍となり、自営者ではなく会社員で定年を迎え生活していた父が3年前に他界したことが、事業承継・第三者承継を考える一つの要因になりました。

事業承継・第三者承継そして廃業。これが自分事になった時に真剣に取り組む事を始めました。
そして同世代や世代としては先輩にあたる経営者と懇談する中でも、事業承継・第三者承継そして廃業の事は、頭の片隅にはあることが分かりました。

他人事、世間事、組織事を如何に自分事にするか?
 
これが事業承継・第三者承継が進む方法だと考えて啓発する活動を始めています。

事業承継・第三者承継を推進していくことをミッションにして、温故承新をパーパスにして活動していますので、講演やセミナー、そしてコンサルの相談がありましたら、連絡いただければと思います。
どうぞよろしくお願いします。


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