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2.ロジカルシンキング


 

なぜ、ロジカルシンキングが必要なのか?

ビジネスにはロジカルシンキングが必須です。

なぜならば、どんなに素晴らしい提案・企画・サービスが思いついたとしてもロジカルシンキングがなければ、ゼロ点のアウトプットとなってしまうからです。

そもそも、ビジネスとは不を解決するためのものです。

不を解決するのに、自分ひとりで解決できることはほぼありません。

協力者・パートナーがあっての解決であることを踏まえると自身が考えていることを、相手に分かりやすく伝えることが必要なのです。

つまり、「あなたの考え」×「ロジカルシンキング」=「アウトプット」と掛け算の関係にあると考えます。

どんなに素晴らしいアイデアをあなたが持っていたとしても、ロジカルシンキングが「ゼロ」であれば、アウトプットも「ゼロ」となってしまうのです。

例えば、2018年に発生したソフトバンクの通信障害のニュースをロジカルシンキングがある人が解釈すると

「え、こんなの日常茶飯事で通信障害でもなんでもないじゃん!!」と受け取ります。

このニュースは通信障害によって「5日間で約1万件の解約」という記載がされていますが、この実態を「ファクト×定量」で疑ってみるとこのようになります。

当時、日本国内には「1億7,000万回線」がありました。
こののうち約23%の「3,910万回線」がソフトバンク回線です。

年間の業界平均解約率は「2%」と言われているので、ソフトバンクは

  • 1年あたり78万2,000解約

  • 1ヶ月あたり6万5,000解約

  • 1日あたり2,100解約

が常に発生していることになります。
つまり、1日あたり2,100解約×5日間=約1万件の解約となるのです。

したがって「5日間で約1万件の解約」という見出しは誇張であることが伺えます。

疑いの目を向けてこのように紐解いていくと、本当にそうなのか?と多角的に「ファクト×数字」などで現状を可視化しやすくなると思いますので参考にしてみてください。


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