人の無意識に売り込む
世の中の人の多くは無意識に動いているということについて、この記事で解説していきます。
あなたのお客さまの80%は無意識に来店している
または、あなたが行っているお店の80%は無意識に入店している
とも言えると思います。
コンビニで何となくガムを買ったり、
レジ前でなんとなく小銭を募金箱に入れてみたりした経験はないでしょうか
これらは無意識にやっているんです。
無意識的に誘導されているんです。
例えば、コンビニとスーパー
歩いて10分先にあるスーパーで500mlの牛乳は「150円で、
歩いて5分先にあるコンビニで買うと「130円」だったとして
あなたはどちらで牛乳を買いますか?
多くの人は「コンビニ」と答えると思いますが
コンビニ側にそう答えさせられている、というのが真意です。
サブリミナル効果
サブリミナル効果(別名:閾下知覚)とは、知覚できるぎりぎりの限界値の刺激によって、人の潜在意識にメッセージを刷り込める効果のことです。
これは、視覚・聴覚・触覚の3種類の刺激から、意識の潜在下にメッセージを刷り込むことができるとされています。
なお、広告効果が絶大になることから、サブリミナル広告を配信することはアメリカや日本において禁止されているほどです。
呼吸するように人の購買は無意識に行われています。
無意識動作を意識した設計=ビジネスセンスに左右されます。
ビジネスセンスとは見えないものを見せるスキルです。
つまり、お客さまの声を素直に聞くことほど無駄なことはありません。
例えば、マクドナルドとスターバックスのコーヒーの味アンケート調査の話はご存知でしょうか。
2008年、アメリカで月刊400万部の発行数を誇る様々な商品の比較検討雑誌Consumer Reportsが「マクドナルドのコーヒーがスタバのコーヒーを上回った」という衝撃的な記事を出し、話題になりました。
それを受けたスターバックスがどのような対応をとったのか?
「へぇ、それが?・・・(以上)」だったそうです。
一見、コーヒー屋のスターバックスがファストフードのマクドナルドに負けたことを巻き返そうと躍起になると思われがちですが、
スターバックスはそうはしませんでした。
なぜならば、スターバックスの売り物はコーヒーではなく場所・空間だからです。
逆に、マクドナルド側は別アンケートで「マクドナルドにもっと健康的なメニューがほしい」というユーザーの声を真に受けて、ヘルシーメニューを開発したそうですが、まったく売れなかったそうです。。
そりゃそうですよね、マクドナルドに行く人はそもそもジャンクフードが好きで行っているわけですから、ヘルシーニーズはそこにはありません。
プロスペクト理論
プロスペクト理論とは、行動経済学の基礎になる理論であり、人間は与えられた情報から、期待値(事象が発生する確率)に比例してものごとを判断するのではなく、状況や条件によって、その期待値を歪めて判断してしまうというものです。
そもそも、プロスペクト(prospect)という英単語は、「見込み、展望、期待」という意味です。「この先、どうなっていくのだろうか?」という見通しのことです。
例えば、「この先の景気は、どうなるのだろうか?」 という問いに対して、経済評論家は「良くなるだろう/このまましばらくは横ばいだろう/今よりも悪くなるだろう」という見通しを立てるわけですが、この見通しが プロスペクト(prospect)です。
デパートのBGM
遅いテンポ→店内をゆっくり回るのてま購買率があがる
早いテンポ→ドリンク消費率が1.4倍になる
営業やキャンペーン以上に効果がある
消費行動に色が与える影響
80%の人間は色で購買を決めているということをご存知でしょうか。
なぜそれを選んだのか?と聞いても色の答えは出てこず「なんとなく」という人がほとんど
これをカラーマーケティングと言います。
カラーマーケティングとは色彩心理学とも表現されます。
色彩に対する人間の行動や反応を研究する学問です。この色彩心理学を応用したマーケティングを「カラーマーケティング」と呼びます。
1920年代、万年筆メーカーがそれまで黒色の軸が当たり前だった万年筆のレパートリーに赤を加えたことも、カラーマーケティングの古典的な例として挙げられます。
色はそれぞれ、異なる心理的効果を持ちます。
飲食店では、お客様の気持ちを高めて食欲を増進させたり、顧客の回転率を良くしたりするため、暖色系の赤を内装やテーブルクロスなどに効果的に使用しています。
赤は「購買色」とも呼ばれ、赤を取り入れることで売り上げが大きく左右されるといわれます。例えば、広告のチラシやセールの値札などに赤色がよく使われているのをご覧になったことがあるでしょう。
色から連想されるイメージ
赤…エネルギー、強さ、元気
青…冷静、知的、信頼
緑…自然、環境、幸福
オレンジ…楽しさ、陽気、親しみ
白…清潔、真実、平和
黒…高級、神秘、重厚
紫…繊細、不思議、エキゾチック
ピンク…女性的、優しさ、愛情
茶色…安定、堅実、大地
灰色…落ち着き、上品、大人っぽさ
黄色…明るさ、希望、活発
色が及ぼす心理的効果
赤…気持ちを高める、熱や温かさを感じさせる
青…気持ちをリラックスさせる、集中力を高める
緑…ストレスを減らす、心を癒す
オレンジ…陽気な気分にする、親しみが生まれ仲間意識を高める
白…清潔な印象を与える、気分を一新させる
黒…物を実際よりも重く感じさせる、強さを感じさせる
紫…ヒーリング効果がある、感性を刺激する
ピンク…愛情が欲しくなる、幸せな気持ちになる
茶色…安定感を与える、緊張を和らげる
灰色…控えめな印象を与える、上品さを感じさせる
黄色…喜びや希望を与える、判断力を高める
これは、人間の脳の深層構造に影響しています。
爬虫類脳=反射脳
人間脳=理性脳
意識的に反射する細胞は1秒間に45個
無意識は4500万個と言われています。
無意識を攻略することがビジネスセンス
=感動を起こすこと
感動とは期待値とのギャップです。
多くの広告や看板やCMを見たがなんこ広告だったかが覚えていない
=人は無意識に広告を拒否している
※広告は意識的に見るものではない
人は1日に2000回の広告に触れると言われている
だが、そのほとんどは覚えていない、、、
つまり、人は無意識的に広告を拒否している
無意識の中に認知や印象を入れなければいけない時代
=AmazonのCMの訴求(一言も話していない)
ビジネス上での感動領域はSTAR法則
SENCE センス 五感の刺激がある
THINKING シンキング 新しい学びがある
ACTING アクティング ストーリーがある
RELATION リレイション 人間的関係がある
人は知りたがり、でも知るのはめんどくさがり
●シンプルなメッセージや機能改善
サイト表記やお店のUSP
Amazonのタップ3回、楽天は6回
●カクテルパーティー効果
カクテルパーティー効果とは、騒がしい状況や多くの人が雑談をしている中でも、自分に必要な声はしっかりと聞き取れるようになる現象のことです。
騒がしいパーティーのような場所でも、自分に必要な声を認識できることから、この名称がつけられました。
共感メッセージを心がける
ニッチメッセージや社会的課題訴求(スマホ子供整体院など)
●ロジックよりも演技
人間は理由を求めていない
コピー機
A)先にいいですか?
B)教授に言われてえ
C)演技で急ぎながら
カレー屋のラッシー
初来店のお客さまにはサービスで
周り見るとみんな貰っている。。でも嬉しい
最後までご覧いただきありがとうございました!!
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