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大学合格の先、 「ものさし」を探す旅

大学合格、おめでとう

みなさん大学合格おめでとうございます。NPO法人Bizjapan代表の王です。

きっとみなさん一人一人が、この合格を勝ち取るまでに自分なりのストーリーを持っていることだと思います。辛いことや苦しいこともあったでしょう。みなさんが今、次のステージへの切符を手にしているのは、みなさん自身の努力の結果です。改めて本当におめでとうございます。

さて、私が今回お伝えしたいのは、大学合格、の先のお話です。

大学受験の結果というのは、ある意味人生で最初の、大きなラベルを貼られる経験かもしれません。少なくとも現在の日本社会では未だに学歴主義が根強く残り、就職から恋愛まで、様々な面での影響が色濃く残っています。

昨年話題になった上野千鶴子氏のスピーチにおいても、「東大」というワードが持つ力や、ラベルに対するイメージの男女差について語られていました。

そんな「東大」というラベルはあるワードとしょっちゅう結びつけられます。東大に限らずこれから世間的に言う「トップ大学」に通うことになる人はしょっちゅう耳にする言葉だと思いますが、それは

優秀

という言葉です。

東京大学に通う私の周囲ではこの言葉が頻繁に飛び交います。

「東大生は優秀だから」
「優秀な学生と繋がりたい」
「やっぱりあいつ優秀だわ」

等々、、、

正直言って、私も「優秀」という言葉を使ってしまうことはあります。しかしその言葉を聞くたび、見るたび、そして使うたびにこう思うのです。

「いやでも、『優秀』って、そもそも何だ?」

優秀とは、一体何でしょうか。それは言語化可能なものなのでしょうか。

優秀とは、勉強ができること?
優秀とは、批判的に物事を見ることができること?
優秀とは、仕事で結果を残せること?

広辞苑(第六版)で「優秀」を引くとこう書いてありました。

すぐれひいでていること。

なるほど、ですから「成績優秀」や「インターンの営業で最優秀賞」の意味は明快です。その人はその分野ですぐれひいでていて、それゆえ結果を出しているわけです。

では、「人間」を評価する際の「優秀」とは何でしょうか?

あなたは何を持って、他の人間より「すぐれひいでている」とすることができるのでしょうか?

人生における「ものさし」

この問いは非常に重要です。なぜならこれはあなたの人生で、自分にとっての「正解」は何なのか、自らの人生における「ものさし」は何なのかを定義することでもあるからです。

大学では、誰かが与えてくれる「正解」が存在しません。多様化し価値観が相対化していく社会の中で、自分は何がしたいのか、どこへ向かいたいのか。それを決めることができるのは自分だけです。

もちろん、その「ものさし」も変化していくものだと思いますが、私は自分だけの「ものさし」を見つけ、信念を持ってその価値観を貫くことこそが、自分の人生を後悔なく生きるための必要条件だと考えています。
(さらに俯瞰して見れば、そのこと自体が私の「ものさし」なのかも知れません。)

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社会には一見、「正解に見える」物事やラベルが存在します。そしてその「正解に見える」ものたちは、一般的に他の人々から称賛され、羨望されることが多いです。その最たる一例が学歴でしょう。

それらの一般的な、社会的な「正解」に従うことは簡単で、抗うことは難しいです。しかし社会的な「正解」に従うことは、必ずしも個人の人生を豊かにはしてくれません。

東大に入ったからといって、幸せな人生を歩めるわけではないし、貧乏になったからといって、必ずしも不幸な人生であるとは限らないのです。

そんな複雑な時代を生き抜くために重要になるのは、社会的な「正解」に盲目的に従ったり、ラベリングに惑わされることなく、自らの内部に指針を持って突き進んでいく力だと私は信じています。

大学合格、のその先へ。

私が所属しているNPO法人Bizjapanには、そんな力を養っていくための素晴らしい環境が揃っています。

Bizjapanは、属性や所属を問わず様々なメンバーを受け入れています。そして多様な背景を持ったメンバー達が自分の情熱をもとにプロジェクトを仲間と立ち上げ運営していく、そんなプラットフォームです。

そしてここは同時に、一人一人のメンバーが、理想と現実のギャップにもがきながらも、必死で自らにとっての「ものさし」を見つけるための場でもあります。

私たちのメンバーを表現するのに、役職や肩書きは適切ではありません。

社会的な「正解」に関しても、確かにBizjapanメンバーは優れた功績を残しています。

東大推薦入学者が毎年加入しています
McKinsey・Goldman Sachs内定者を毎年出しています
官僚・法曹・学者すべてのカテゴリーでトップレベルの人材が巣立っています
孫正義財団生が在籍しています
ビジネスコンペで1000万円を獲得したメンバーがいます
世界規模のプログラミングのコンペで優勝したメンバーがいます
ダボス会議参加したメンバーがいます
Progateのインド子会社の社長がいます
MITやCambridgeへ正規生として入学しているメンバーがいます
一つの代の半分は交換留学へ旅立ちます
駿台模試一位がいます
IB(International Baccalaureate)満点で大学に入学したメンバーがいます
物理学・数学・経済学・コンピューターサイエンス・建築学・医学・生理学・生物学・文化人類学・社会学・教育学・宗教学・文学・哲学・法律学・国際政治学、あらゆる専門分野を持っている学生がいます

しかし、私たちが大切にしているのは、一人一人のメンバーの肩書きではありません。

私たちが最も大切にしたいのは、

その人がどんな「ものさし」を持って人生を歩んでいるのか。
その人は、何に情熱を燃やし、どんな未来を描こうとしているのか。

これに尽きると思います。

ここには、

アフリカの未来を作るあいつがいて、
地方創生に燃えるあいつがいる。

トークン で世界を変えようとするあいつがいて、
「幸福論」に挑み続けるあいつがいる。

キャッチコピーの力を信じるあいつがいて、
「障害」に向き合い続けるあいつがいる。

そして、「好き」を探してもがき続けるあいつがいる。

これから自分なりの「ものさし」を探す旅を始める皆さん、もし気が向いたら、是非弊団体も一度のぞいて行ってください。

ようこそ、大学合格、のその先へ。

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Bizjapan代表 王方成

追伸:僕はRadwimpsが大好きなのですが、「正解」という曲はまさに本文で伝えたかったことを端的に表してくれています。是非皆さんも聞いてみてください。

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