【3分で海外プロダクト紹介 #24】 Blobr
平日毎日19時に、3分で読める海外プロダクトの紹介記事を投稿するシリーズです。
昨日は、商用利用もできる美しくデザインされたオープンソースの3Dアイコンを提供するプロダクト「3DICONS」を紹介しました。
今日のプロダクトはBlobr。2021年10月27日時点で、Product HuntにてUPVOTEを970ほど獲得しており、2021年10月14日週のランキングで1位を獲得しています。
一言で言うと、自社API利用ユーザのためのAPIポータルを構築できるプロダクトです。
SaaSプロダクトを中心として、自社プロダクトにAPIの間口を設ける企業が増えてきているため、そのような企業が利用するプロダクトになるかもしれません。
また、TechCranch Japanにも2021/01/23に掲載されていました。
解きたい課題
企業がAPIを公開してビジネスをしようとした時、多くのことをやらないといけない。
例えば、APIリファレンスの作成、APIポータルの作成、課金の仕組み、監視の仕組みなど。
課題に対する価値提案
ノーコードで独自のAPIポータルを立ち上げ、課金や監視の仕組みを組み込むことができる。
また、公開APIでなくとも、内部APIをパートナー企業のみに公開するようなこともできる。
ソリューション
▼ 自社ブランドにカスタマイズしたAPIポータルサイトを作成することができます。
▼ 検索 > 詳細確認 > 申し込みのフローで構築することができます。
▼ 単一のダッシュボード上でAPIコンテンツ、アクセス、制限、ビジネスルールなどを管理できます。
価格プラン
5つのプランが用意されています。
筆者のつぶやき
最近のウェブプロダクト、特にSaaSプロダクトでは、APIが公開されていることが当たり前になってきています。
特に、企業において様々なSaaSプロダクトをAPIで繋げながら業務効率化を図るのは当たり前になっている中で、このようなプロダクトは重宝される可能性が高いです。
ビジネス戦略としても、「ゴールドラッシュ時にシャベルを提供した人が儲かった話」のように、最近のゴールドラッシュであるSaaSビジネスを加速させるような機能(シャベル)を提供するビジネスはどんどん出てくるものと思われます。
私が以前にご紹介したロードマップ作成ツール「Leanbe」やサインアップフロー構築ツール「Upflowly」も同じ戦略に該当しそうです。
まだまだ日本市場においては勝負できる分野だと思いますので、これからそのようなプロダクトが出てくることを楽しみに感じます。