皆さんの仕事は役に立ってますか?(その2)
10月21日の投稿で「皆さんの仕事は役に立ってますか?(その1)」をお話ししました。
今回は、その続きです。
何が書いてあったか忘れちゃったという方は
↓こちらをもう一度ご覧ください。
https://note.com/bizblocks/n/nfbca78343aa1
では、前回、私が社会人になって設計部門に配属され、開発プロジェクトのプロマネと設計を兼務することになったこと。そして、プロジェクトを滞りなく進めるために電話や会議に一日の大半を費やし、設計は残業時間にやる毎日で、そんな時、上司から呼ばれ、
「君は、いつも電話と会議ばかりで全く仕事をしてないじゃないか。残業までして何をやってるんだ。」
と言われたことをお話ししました。
では、なぜ、“全く仕事をしていない”と言われることになったのでしょうか。
私だけでなく、あなたのやっている仕事には“仕事の本質”があります。
“仕事の本質”とは、「どうしてその仕事があるのか」という“仕事の存在価値”であり「何を目指して、その仕事をするのか」という“仕事をやる目的”です。
毎日の仕事だと、同じようにやっていることなので、仕事をするときに、仕事の存在価値や目的を意識することなんてありません。
たぶん、会社で働く人たちは、自分のやっている“仕事”や“作業”だけしか見ていないので忙しくなると、
「もっと効率的な方法があるはずだ」
「違うやり方にしよう」
「やらなくてもいいんじゃないか」
と、“仕事”のやり方を変えてしまい、「これが自分の仕事だ」と頭の中で変換してしまい、仕事の存在価値や目的が何だったのかを忘れてしまいます。
あなたにも思い当たることはありませんか。
その結果、あなたは本当はやらなくてもいいことに時間をかけていて、存在価値や目的からズレた仕事をしても会社や事業には貢献しないので、いつも忙しいのに、こんなに仕事をしているのに、何ら評価されない。
上司から「君は何もやってないじゃないか」と言われてしまう。
そういうことが起きててしまっているということです。
私が社会人になったときの話に戻りますが、プロジェクトを滞りなく進めるために電話や会議で関係部門や協力会社と調整をすることが、私がやらなければならない仕事の存在価値、仕事の目的に合っていたのかということです。そして、忙しくて見えなくなってしまっていた私に上司から「合っていないぞ!」と 宣告されたのです。
もし、あなたが忙しくてもなかなか楽にならない。上司から「君は何をやっているんだ?」と聞かれる。と思い当たるなら、もう一度、“仕事の本質”に立ち返ってみることをお勧めします。
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