就・転職は一人で決めず、誰かに相談した上で決断した方が良い
「自分の人生は自分で決める!」
とても素晴らしいことですし、大きな何かを決断するときは、その気概を持って行動するべきだと思います。
しかし、人は「自分が良いと思っていることがベストだ」と思い込んでしまい、視野が狭くなってしまうこともあります。
仕事をしている時は視野を広く持って検討できる人であっても、いざ自分自身に関係することになると、視野が狭くなってしまうなんて事はよくあります。
あなたの決断によって人生が大きく変わってしまうパートナーや家族、もしくはあなたが進もうとしている道を歩いた事のある経験者、または多くの人のキャリアに携わり続けたプロといった第三者に話を聞いてもらう事がベストです。
なぜ、相談する方が良い??
相談することをおすすめしている理由は、あなた自身が置かれている状況を整理し冷静になる時間を作ることが出来るからです。
「整理する時間を作れば良いだけなら、誰かに相談する必要はない。」と思うかもしれませんが、それは違います。
相談する事のメリットは、あなたの状況を話せば、必ず相手からリアクションが返ってくるはずで、そのリアクションに対して、今の自分が本当はどう感じているのかという本心の部分を確認できることです。
本心というのは、見えているようで見えないものです。自分だけの自問自答だけでは決して全貌を見せてくれません。全貌が見えるのは必ず誰かを通して自分の置かれた環境や境遇を認識した時です。
転職したあとに、『こんなはずじゃなかった』と後悔する人がいます。
後悔する人の特徴として、誰にも相談することはせず、『自分のことは自分が一番よく分かっている。』と過信してしまう傾向があります。
もしくは、今の環境が嫌すぎて、一秒でも早く飛び出したいという気持ちが強すぎるから、隣の芝が全部青く見えてしまい面接で少し良さそうだと感じた瞬間に、その会社に移ることができれば救われると追い詰められている場合もあります。
どちらにも共通しているのは視野があまりにも狭くなりすぎているということ。視野を無理やりにでも広げるためには、自分では想像もしなかった角度から同じ物事を捉えてくれる人からの質問に答えること。気付いていて敢えて見ることを拒絶していたことを無理やりにでも見ることを強要してくれることが必要になります。
どんな道を選んだとしても、人は大なり小なり絶対に何かしらの後悔はします。
『あの時、なんで誰かに相談しなかったんだろう。』と思ってしまう後悔ほど勿体ないことはありません。
相談すればあなたが決めた道を否定する人が出てくるでしょう。でも、否定された時、必ずあなたは否定されても自分はこの道を歩きたいと本心から思っているのかを自問自答することが出来ます。その答えが進むのであれば、進めば良いでしょうし、別の選択肢に進むのであればリスク回避が出来ます。
今の自分の決断のツケを払うのは、未来の自分以外にはいません。
未来の自分を苦しめたくないと思うなら、今の自分が多少苦しい思いや嫌な思いをしてでも行動するしかありません。
たった一言。
「この道を進もうと思うんだけど、どう思う?」
このたった一言を誰かに投げかけるだけで未来の自分を幸せに出来ます。