今の職場が辛いのに、壁が立ちはだかり飛び出せない人へ
『自分が辞めたら会社や同僚に迷惑がかかる』
今の会社・仕事で働き続けることが辛いのに辞めずに自分を押し殺していませんか??
『この会社を辞めたら、次に自分を雇ってくれるところなんて無いから』
今の会社で無理してでも働き続けないといけないと自分に言い聞かせていませんか??
『入社してすぐに辞めるのは自分の美学に反するから』
絶対にこの会社に長くいても楽しい人生を送れないだろうと感づいているのに気づかないフリをして少なくとも3年間は頑張るんだと自分から他の選択肢を削除していませんか??
もし、あなたが働いている会社が今から挙げる特徴に当てはまっているなら、自らが築き上げてしまった壁を飛び越えて外の世界に出ていくことをオススメします。
1. 長時間労働・休日出勤が当たり前になっている
自分も同僚も当たり前のように365日、終電近くまで働いている環境は異常です。残業代が出ないといった典型的なブラック企業の特徴に当てはまっている場合は分かりやすいと思います。問題は、ちゃんと残業代は出ている会社の場合です。
「残業代が出ているなら問題ないでしょ。」という意見もあるでしょう。
『生活する上でお金は大事だから残業代が欲しい。だから長時間労働も問題ない。』という人もいるでしょう。しかし、その長時間労働に何十年も耐え切れるほど、人間の身体と心は頑丈ではありません。
M-1優勝などをキッカケにブレイクした芸人さんや有名人の人たちも、寝る暇もなく働く生活を続けられるのは数年だからです。人気YouTuberだって数年間はガムシャラに働いていますが、人気が出てくれば動画の更新頻度を下げています。
どれだけ好きな仕事、やりたかった仕事だったとしても、お金を沢山手に入れることが出来たとしても、長時間労働が続けば人は疲れるのです。
よく言われていますが、「忙」という字は『こころ』を『亡(な)くす』と書きます。多忙とは、自分でなく、家族や友人、同僚など自分の周りにいる『多』くの人の心からあなたのことを亡くしていきます。
一度、失ったものは簡単に取り戻せるような社会ではありません。心が壊れてしまったら快復できる保証はありません。家族のために働いているはずが、家族の心の中からあなた自身がいなくなってしまえば結局、一人になることもあるでしょう。
若い頃は自分は40・50代にもなっても長時間労働に耐えられると思っているかもしれませんが、睡眠不足や休息不足が続けば間違いなく一度は何かがあなたの中で切れる瞬間が訪れます。
働いて、働いて、働いて、働いて、働いて・・・
友人も家族も恋人もいない。気が付いた時に手元に残っているのは疲労感と貯金ともっとプライベートを充実させておけば良かったという後悔くらい。
よほど今の仕事が好きで、自分にとって生きること全てだと思えるものだとしても、たとえお金が手に入ったとしても長時間労働し続ける仕事は避けた方が良いでしょう。
2. 会社に強みがなく、薄利多売で労働力に頼っている
サービス内容が他社と同じものであり、競争できる部分が価格しかない。そういった会社で働き続けることは自分自身の市場価値が上がることはありません。同業他社で働いている人たちと比べて頭一つ抜け出すことは非常に難しくなります。
業界・業種の中で専門性を持つことが市場価値を上げる方法です。専門性があると、仕事の価値を自分で決めて提供することができます。高めに設定したとしても、その分野で頼れる人があなたしかいないとしたら、頼らざるを得ません。
あなたが働いている会社に専門性があるのなら、その専門性を必死に吸収し自分のスキル・知識にしてください。もしも、あなたが働いている会社に特筆すべき強みがないなら今すぐ転職を考えてみても良いでしょう。
また、仮に専門性を持っていたとしても、その専門分野が自分の将来やりたい方向性と全く異なる分野・領域であり、かつその会社自体に愛着がなかったり、ずっと働き続けたいと思う同僚がいなかった場合は、転職を考えてみても良いでしょう。
3. 今いる会社で働き続ける未来が全く想像できない
・働いてみた職場環境が想像以上にひどかった。
・仕事内容が求人内容と違っていて手に入れたかったスキルや経験が積めないと感じた。
・雇用契約が求人票と違っていた。
・社風や評価基準が自分が仕事をする上で大事にしている価値観と大きくズレている。
などなど、そういった状況であった場合は例え入社して数ヶ月であっても退職することをオススメします。
組織変革を行ったという実績や経験が欲しいと思っているなら、会社を変えるという目的に変更し、必死に組織変革を行ってみても良いでしょう。
しかし、そういったことに興味関心がない場合は、1日でも早く退職してしまいましょう。
ただ、履歴書上では数ヶ月での職歴になってしまうため、転職することは簡単なことではないでしょう。
数ヶ月の職歴だけを見て、『根性なし』『忍耐力なし』『やる気なし』といった判断をする会社があることは事実ですし、そういった基準を設けたくなる気持ちも理解できます。
一方、年齢で書類選考の基準を設けている会社もあります。そういった会社の場合、あなたがもし数ヶ月で辞めるのは世間体が悪いと思い、3年間耐え続けて退職した時には年齢が3歳かさんでいます。その結果、短い職歴は気にならないのに年齢で不採用になってしまうなんてこともあるでしょう。
どちらにせよ、転職が当たり前になった時代ではありますが、誰でも簡単に出来るものでもありません。
そして、自分の将来を描けない会社で働き続けることも簡単ではありません。
どんな道を進んでも、簡単ではないのが今の社会です。
苦労は必要だし、努力も必要。
だとしたら、あなたはどの道を選びますか?
最後に
今の仕事や会社で働き続ける事が自分の将来にとってはプラスよりマイナスになることが気付いているのに、見えない壁を感じて飛び出せない人に共通する不足しているものがあります。
それは、
「自信」
です。
人間、本当に手に入れたいものが明確に分かっている場合は、それを手に入れるために努力できる生き物ですし、意外と何とかなるものです。(年齢によっては大なり小なり、諦めなければならないものも出てきますが。)
辛い環境から飛び出すことを『逃げだ』と非難する人は、社会には多く存在します。
身近な存在である親であっても、昭和世代での価値観が根本にあるため一つの会社で長く働くことが美徳。転職回数が多すぎると職探しが難しくなると思い、あなたの将来を心配し、早期退職を何とか辞めさせようと言ってくることもあるでしょう。
非難する人は非難させておけば良いんです。
本当は自分も転職したいと思っているのに出来ないから、自分がしたいと思っていることをする人に嫉妬しているだけです。
自分と同じ境遇でい続けさせたいだけです。
飛び出そうとする人の足を引っ張りたいだけです。
『自信』がない人は周囲の言葉に敏感に反応し、辛いけど周りが残ってくれって言っているから辛いけど頑張ろうという思考に、戻ってしまいます。
そして、気がつけば今の会社にしがみつかざるを得ない状態になってしまい後悔だけが残る人生になってしまいます。
本当にそれで良いですか?
『自信』は自分の気の持ちよう次第です。
人に誇れるものだと思えば『自信』になります。
誰にでも自信を持てます。
少しの勇気と自信で今の環境を変えられることは出来ます。
あなたの決意と決断を応援しています。