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心書Vol.272 中庸について考える
先日経営勉強会で一緒に学んでいる仲間と箕面で1泊してディスカッションをする会に参加しました。箕面の滝道にある時習堂に立ち寄り、伊與田覺先生の部屋を再現した中に「中庸」という書額が飾ってありました。
有名な中国古典の第1章だそうです。
「喜・怒・哀・楽の感情が動き出す前の平静な状態」を「中」といい、「感情が動き出したが、それらがみな然るべき節度にぴたりとかなっている状態」を「和」といいます。
アルカリと酸で中和するとも言いますが、感情が日々揺れ動くことは常です。できるだけ揺れ動かないように努力するが、動いたときにも中和するかの如く、コントロールするのかと、改めて中庸の意味を深く考えることができました。
天の命ずるをこれ性と謂い、性に率したがうをこれ道と謂い、道を修むるをこれ教えと謂う
ディスカッションの中で自分の天命とは何か考えました。ここ1ヶ月色々と考えを巡らせていますが正直何が自分の天命かまだわかりません。論語の中で五十而知天命とあります。まだわからない年齢かもしれません。
こんな漢字ばっかりの字をみていると、かつて通っていた代ゼミのスローガンを思い出します。日々是決戦。否、今の私にとっては日々是決算が一番しっくりきます。