滋賀県日野町【中野城跡(日野城跡)】~蒲生家の城~
地名中野の地に築城されたので、地元では中野城と呼びますが、歴史的には日野城といいます。天文3年(1534)氏郷の祖父蒲生定秀が築城しました。氏郷は弘冶2年(1556)この城で生まれました。本能寺の変の時、安土城にいた織田信長の妻妾一族をこの城に迎え入れ、かくまったことは有名な話です。その後、氏郷の伊勢松が島移封後、慶長2年(1597)に廃城となりました。江戸初期、市橋氏がこの城址に仁正寺藩の陣屋を設けました。
現在では、土塁と石垣、堀の一部のみが残っています。
<所在地> 西大路
<アクセス> 近江鉄道バス「日野川ダム口」下車 徒歩約5分