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空間をデザインすることで良いコミュニティを誘発する(田中元子さんが話してくれたこと Pt.1)

 もう1ヶ月近く前のことになりますが、田中元子さんが大阪にいらっしゃったので、イベントに参加してきました。

 喫茶ランドリーの運営などを通じて、「建物の1階(つまり「グラウドレベル」)に開かれた場所を作って、まちの人たちに提供すると、コミュニティが熟成されていきますよね」的な活動というか、考え方を大プッシュしてきたのが田中さんです。大変、雑な説明で申し訳ありません。彼女のこれまでの活動や考え方についてはぜひ近著で。

 今回のイベント『うめきた Talkin' About』は、講師と聴衆という関係のセミナー形式ではなくて、ゲストを招いてお互い発言し合うサロン形式のイベントです。そのため、参加者の方からも色々な発言があったのですが、そこも含めていろいろと勉強になる点があったのでまとめておきます。

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 良いコミュニティを作るには、人々の良い関係を誘発するためには、建物やインテリアと言ったハードウェアじゃなくってやっぱり人間同士の血の通った会話ですよねえ――。当然、それに近い考え方かなと思っていたのですが、さにあらず。田中さんはきっぱりと「良いコミュニティを誘発するための物理的な空間を目指していろいろな工夫をした」とおっしゃってました。そこがすごく意外でした。

 ただ、話を聞くと、それは「木の温かみを大切にした家具を置く」とか「間接照明で…」「暖炉を置いて…」みたいな短絡的なテクニックではなくて、「いかにして自宅っぽい雰囲気を作るかを考えた」とユニークな表現をされていました。

 これを先回りして「リラックスした雰囲気づくり」とか格好良い言葉で置き換えちゃうと、きっと聞いたほうは洗練されたモノを想像してしまうんでしょうね。だから、勝手におしゃれな言葉に置き換わらないように、具体的に「自宅っぽい」モノを配置して、物理的な空間として「はい、こんな感じ」って差し出す必要があったってことなのかな。

 あくまで私の解釈ですけど、そうやって作ったのがきっと喫茶ランドリーなんですね。実際行ってみて現地で受けた感覚というのはまさにそんな感じ。特にランドリーマシンの置いてある部屋に上がると「友達の家に上がり込んだ」みたいな気持ちになりましたからね。

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 まだまだいろいろな気づきがあったので、もっと書こうと思って下書きを温めてたのですが、ひと月ほど過ぎちゃったので慌ててアップしました。続きはまたの機会に。🍌


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