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能登に「それを作れば、彼らはやって来る」のだろうか?
先日、石川県金沢市で行われた新公益連盟の「こころざし合宿」に参加してきました。現地でふらっと寄って食べたお寿司がとっても美味しかったです。
この合宿は、社会課題を解決しようと活動しているNPO等の団体メンバーが集まり、意見や情報を交換する場です。毎年開催されていて、今年も多くのリーダーたちが集まりました。
(上は昨年のこころざし合宿の様子)
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合宿では何度もグループディスカッションが行われ、参加者同士でさまざまなテーマで討議しました。今年はオプション・メニューとして、合宿直前に能登の震災・豪雨被災地でのボランティア活動が行われたこともあり、被災地の現状についての議論もありました。
私が参加したグループには、たまたま、現地で子どもたちの支援に入られている「カタリバ」の今村さんがいらっしゃって、「被災地では子どもたちが遊ぶ場所や時間が不足していて、大きなストレスが掛かっている」という現状をお話しいただきました。体育館や運動場には避難所や仮設住宅が建てられ、子どもたちが思いっきり動き回れる遊び場が奪われているとのことです。
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この体育館は、地震後にいったん復旧したものの、9月の豪雨で再び泥が入ってしまい、ようやくボランティアセンターとして利用が出来るようになったとのこと。子どもたちが戻ってくるのはいつのことでしょうか。
(写真提供 A.T.様)
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この話を聞いて思ったのが、被災地にわずかなスペースを見つけて、そこでバスケットボールをして遊べないのかなあということでした(「お前、また、バスケットの話かよ!」とか言わないように!)。
それはゴールが壊れてしばらくコートを離れていた地元のプレーヤーたちの耳にも届いたようでした。
「それを作れば、彼らはやってくる」
果たして、映画の中のセリフどおりに『彼ら』はやって来たのです。
~とあるバスケ・コートの修復の記録
(過去記事:地元のバスケコートを整備した時のお話)
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たとえば、校庭の片隅にぽつんと立っているバスケットゴールなど既存の設備を活用して、大人も一緒に楽しめるような子どもたちの空間を作れないでしょうか。そうすればお互いストレス発散にもなり、コミュニティの絆を強めることにもなるかもしれません。
「遊び」のためのバスケットボールでは、何も大掛かりな施設を新しく作る必要はありません。既存の場所や設備を利用し、少し工夫を加えるだけで十分に楽しい場所になるような気がするのです。
決して整ったコートやきれいな設備がなくても、子どもたちは工夫して遊ぶことができます(彼らは遊びの天才です)。ストリート・バスケというのは本来そういう文化でもあります。例えば、電柱や壁をゴールに見立てて、簡単なルールを自分たちで作りながら楽しむことができれば、それだけで子どもたち自由な発想を育む大切な機会にもなるのではないでしょうか。
(参考記事)
"実は、基本的にはストリートバスケにルールはありません。元々審判なしでプレーしていたので、バスケにある「ダブルドリブル」や「トラベリング」は、ストリートバスケではほぼ存在しないのです。魅せるプレーをするためには、バスケのような細かいルールはお構いなしといったところです。"
Ballers(ボーラーズ)ブログ記事
こうしたアイデアを現地の方々と共有し、実際にどのような形で実現できるのかを考え、具体的な行動に移していけないものかな、と夢想したりしています。
このアイデアに興味を持ってくださる方や、「もうすでにそういう活動をしてますよ」という方がいらっしゃいましたら、ぜひお声がけください。🍌
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すでに今年の晩春にこんなクラウドファンディングが。
移動式バスケゴールなんてのもあります。
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今回も生成AIを活用しました(4回目)。ただ、今回はけっこう手を入れましたので、作業時間は長くなりました。
ZOOMで口述筆記する(録画する)【10分】
生成AIを使って文字起こしデータ(VTT形式)からChatGPTで1000文字程度のブログ記事(ゲラ稿)を作る【5分】
自分のテイストにリライト、関連リンクなど追加してnote記事にする【60分】