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効率よくアドバイスをもらう2つのコツ
アドバイスをもらうときに気をつけているポイントを紹介します。
せっかく相手に時間を割いてもらうわけですから、効率良いに越したことはない。
というわけで、さっそく本題へ。
①タテとヨコの方向をそろえる
まずはXY座標のようなものを思い浮かべてください。アドバイスを求めるテーマを、「タテ方向とヨコ方向」の2つに区分けします。
例として、「ライブを終えて関係者にアドバイスを求めるとき」を想定してみましょう。
タテ方向:「その日だけ」のテーマ。
セットリストや音作りなど。
ヨコ方向:「その日に限らない」テーマ。
曲や、バンドの活動方針など。
で、アドバイスを求めるときは、それぞれの方向に合った人を選ぶ。
タテ方向のアドバイスは、
PAさんや初見の人からもらうのに向いてます。
ヨコ方向のアドバイスは、
バンド仲間や先輩からもらうのが向いています。
もちろん完全に割り切るものではなくて、タテヨコどちらも答えられる人もいます。あくまでも大まかな傾向として。
ポイントは、「タテ方向のアドバイス」と「ヨコ方向のアドバイス」を分けて考えること。
極端な例を出すと、初対面のPAさんに「今後の活動方針」を相談するのは、ちょっとカオスですよね。
逆に、袖から見てた対バンに「今日の外音どうだった?」とか聞いてもあんまり意味はない。中音しか聞いてないならば。
つまり、ヨコ方向のアドバイスをタテ方向の人に求めても、効率が良くない。そもそも相手(アドバイスを出す側)が答えにくい。逆もしかり。
方向のすみ分けをしてから話を聞かないと、結局は「アドバイスを出してる側の時間」を無駄にしてしまう恐れが。自分達のプラスにもなりにくい。
②検索フォルダを指定する
「アドバイスをもらう相手の方向」に対して「アドバイスのタテヨコ」を合わせる。
その上でさらにスムーズにアドバイスをもらためには、相手の経験の参照フォルダを指定する。
……「なんのこっちゃ?」って感じですが、ひとまず進めていきます。
アドバイスをする側の視点だと、経験に基づいてアドバイスを出しますよね。
例えば何度も出演しているライブハウスであれば、スタッフさんは「過去に見たライブも踏まえて」アドバイスを出してくれるわけです。
そうした過去の経験(記憶)を、「PCデータのようなもの」としてとらえます。つまり、経験=データ。相手のデータを検索するようなイメージ。アドバイスをもらいにいく側が、検索者。
ここの検索絞り込みが甘いと、相手も答えにくいので、フワフワっとしたアドバイスしか得られません。
例えばパソコンでは検索範囲の指定が甘いと、必要なファイルが見つかりにくい。データ参照に時間がかかったり、たくさんヒットしてしまったりして。
逆に、フォルダを絞り込めればすぐ検索結果が出ます。パソコン全体に検索をかけるよりも、なるべく個別の階層を参照した方が良いわけです。
同じようにアドバイスをもらうときも、なるべく参照する範囲を指定した方が良い。
PAさんに「ベースの音どうでしたか?」と聞くだけだと、参照先が多い。「前回のライブと比べて」なのか「他の対バンと比べて」なのか「PAさんの好み的に」なのか等々。
もちろん関係性があれば「ベースの音どうでしたか?」の一言で伝わります。が、スムーズにアドバイスをもらいたいのであれば、知見の参照先は指定した方が話早いです。
まとめ
①タテとヨコの方向をそろえる
「タテ方向のアドバイス」と「ヨコ方向のアドバイス」を分けて考える。
ヨコ方向のアドバイスをタテ方向の人に求めても、非効率。そもそも相手(アドバイスを出す側)が答えにくい。逆もしかり。
②検索フォルダを指定する
スムーズにアドバイスをもらいたいのであれば、相手の知見の参照先を指定する。なるべく具体的に尋ねるようにすると、自然に指定されます。
以上、僕がアドバイスをもらうときに気をつけている2つのポイント。
というわけで、最後まで読んでいただきありがとうございました!
マガジンではこんな感じのコラムを週3回アップしています。気が向いたら覗いて見てください~。
それではまた!