ファンになってほしくない人の特徴
※もともと購読者用に書いたものを、無料公開しています▼。
クリエイター業には「1,000人のファンがいれば、生活していける」みたいな説があります。例えばファン1人につき年間5,000円ずつお金を使ってくれたら、合計500万円になる。活動のプランを考える上で、1度は考えた方が良いフレームワークかなと。
ではそもそも「ファンの定義」をどうするか。僕は、自分の創作物に対してお金を払ってくれる方を、ファンだと思っています。一例を挙げると、ライブに来てくれたり、ストリーミングで聴いてくれたり、言わずもがなnoteを購読してくれたり(いつもありがとうございます🙏)。
もちろん直接的にはお金になっていない応援(SNSでシェアしてくれたり声かけてくれたり)もありますし、そういう方達にも感謝はします。が、0円課金だと数字上『1,000人のファン理論』にカウントできないのは事実。飲食店的に考えると、「お店頑張ってね」と言って一度も食べに来ない人は、お客さんではない。
じゃあ「課金していれば誰でもファンなのか?」と言われると、そうではありません。ファンの皆さんは僕(やバンド)を選んでくれているわけですが、逆もしかり。僕(バンド)もファンを選びます。
具体的にはどういう考え方かというと、おるたなChannelのないとー氏が以前Voicyで語っていた『ファンとアンチの明確な違い』▼と同じ。※誰でも無料で聴けます。
氏はチャンネル登録者数240万人を超える古参YouTuber。さすがネットの戦場で生き残ってきた人間、言葉にパワーがありますね。去年リアルタイムでこれを聞いたときに、あまりにも共感しすぎて1本の映画並みに満足感ありました。これは皆に必ず聴いてほしい。
僕はこの考え方に、諸手を挙げて賛同しています。ないとー氏の言語化が神すぎてもはや実質引用ですが、以下がビトクのスタンスです▼。
僕(やバンド)のことを思ったかのように見せかけて、傷つけるような発言をする人は、ファンではありません。何より他のファンの方々に対して非常に失礼ですので、"ファン"を名乗らないでください。品位のない人には、応援してもらわなくて結構です。
俺は作りたい音楽を作るし、やりたいようにライブします。言いたいことを言うし、書きたいことを書きます(後になって考え方が変わる物事もありますが)。自分の感受性に嘘をつくことはしません。良いと思ったものは良いと評価するし、ピンと来なければそう評価します。誰かのご機嫌伺いをする発信は、しません。
この世界には星の数ほどクリエイターがいるわけですから、あなたにとって相性が合わない人を無理して応援する必要はないですよ。それはクリエイター側から見ても同じ。こちらを傷つけてくる(本人にそういう意図がなくても)人には、いち早く去ってほしい。そういう人は絶対に僕のファンではないから。
俺は、万人に好かれる音楽を作る気はありません。万人に好かれるために発信をしているわけでもない。むしろ合わない人に去ってもらうために、発信をしています。いわゆる「スクリーニング」ですね。
空気を読んで(自分の価値観に嘘ついて)当たり障りのないことばかり言った結果、後になって「こんな人だったの?!」とか言われるのが嫌なので、こうして発信してます。
限られた人生、意気投合できる人と関わった方が、全員幸せです。だから僕は意気投合できる人を、音楽や発信を通して選んでいます。もちろん「選ばれている」という言い方もできますけど、いずれにせよそこに上下はありません。
例えば、バンドの物販を全部買ってるからといって、ライブ中好き勝手にメンバーへ絡んでいいわけではない。逆もしかり。ライブに来てくれたからといって、そのお客さんがどんなグッズでも買ってくれるとは限らない。
皆さんが好きなバンドのライブを見に行ったとき、メンバーにダル絡みしてライブを邪魔するような人間がいたら、誰かに排除してほしいはずです。辛辣な発言をしてメンバーを傷つける人がいたら、やめてほしいでしょう。その人がどれだけバンドに課金していようが、関係ないですよね。もし毎回その人がいるようだと、僕ならライブから足が遠のいちゃいますね。
「合うお客さんに見つけてもらう」のと「合わないお客さんに離れてもらう」、どちらも同じくらい重要。
以前も書いたように▼、活動の行く末を客層が決めてしまう面もありますからね。細かい考え方はバンドそれぞれで良いと思いますが、(アーティスト側としては)自衛のためにスタンスをハッキリ打ち出しておいた方が良いかと。どういう人を"ファン"とするのか。
というわけで、結論。
僕(やバンド)のことを思ったかのように見せかけて、傷つけるような発言をする人は、ファンではありません。攻撃的なだけの的外れなアドバイス、いらないです。
本来クローズドの場でこういうことを書く必要はありませんが、後々になって上述したような「自称ファン(ファンではない)」が出てきても困りますので。
どんな業種でも、お客さんに対して変にへりくだる必要はない。そう思いませんか?
ネットによってお客さんの発言権も増している昨今ですが、ときには拒んだってOK。やる側がファンを選んで良いんです。万人受け狙ってるわけじゃないならさ。表現者として、プライド持ってやっていきましょう。
フォロワーの数が銃口の数?
俺は撃ち返しますよ。ファンの品格を守るためならね。
というわけで今日も読んでくださりありがとうございます!
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