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【エッセー】『人は褒めて伸ばす』ってよく耳にするけどホントにそう?

十数年前に
大きな虫歯ができて、
根の治療をした。


以来、
年に一度、
歯科通院をしている。


おかげさまで
虫歯はない。


歯周病の疑いも
ない。


あるのは、
磨き方についての問題。


『褒められる』

『ご指導いただく』
を繰り返してしまう。


「しっかり磨けています。歯石もほとんどないですし、虫歯もありません。この調子で」

って褒められると、
ちゃんとできてるから大丈夫
と調子に乗ってしまい、
歯の磨き方が雑になり

翌年の歯科検診では
「奥歯の噛み合わせ的に、隙間になってしまうあたりをしっかり磨いてください」
と指導を受ける。


ダメって言われると、
気が引き締まって
しっかりやらなきゃ
と思い、
ていねいに
歯磨き&歯間ブラシをし

翌年の歯科検診では
「しっかり磨けています。歯石もありません…その調子で…」
と、褒められる…。


で、次の年には
「奥歯のあたりをしっかり磨くようにし…」
とご指導を受ける。


その繰り返し。


私は褒められるとダメなタイプ?

人を褒めるのにも
技術がいるように、
褒められる側も、
褒め言葉を受け止めるための
心得が必要なのだろうか。


どうやら
褒めれば良い
というものでもないらしい。


これなら、
毎年
「全然ダメです」
と言ってくれた方が、
私の歯的には
プラスなのでは?
と思ってしまう。

が、

調子に乗る→凹む→調子に乗る
を繰り返しながら、
成長するタイプである
ということも考えられますので

たとえ褒められるとダメなタイプ
であったとしても、
『スキ』
につきましては
ぜひとも
お願い申し上げたいです。


ちゃんと歯を磨き、
文章力も磨き、
褒められる技術も磨かなければ…
と思っております。

もしサポートしてくださるようなことがありましたら、近所の自販機にある大容量コーラを子どもに買ってあげたいとおもいます