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5歳児が空手をならいたい理由

 5歳の息子が、
“空手を習いたい”
とのことで、体験で練習に参加させていただいている。

 何回か体験する中で疑問が湧いた。そもそも、なぜ空手?
 聞いてみた。

 息子は
「Aくんと、Oくんを、ぶっ飛ばせるようになりたいから」
と。

 純粋…😅
 でも、そういうことだよな。5歳児だもんね。健康のためであるとか。運動不足の解消。なんかが目的であるはずがない。空手だしさ。素直すぎる動機。納得した。

 納得はしたが、
「ぶっ飛ばせるようになってもいいけど、ぶっ飛ばしちゃダメだよ」
と伝えた。

 さらに、
「相手の攻撃を全部ガードして、ヤベェこいつ強ぇ。勝てねぇ。っておもわせることで、相手が攻撃する気をなくさせてしまうために使うんだよ。
 ベスト・キッドっていう映画に出てくる、空手の達人のミヤギ先生も、
“ディフェンスオンリー(空手に先手なし)、先ずその心を学ぶべし”
って言ってたよ。」
と続けた。

 「わかった。ぶっ飛ばさない」
とキラキラした目で言いながら、
“シュシュシュシュシュッ”
って分かってないな〜。

 う〜ん。難しい…。

 とおもっていたら7歳のお兄ちゃんが、
「パパがヨボヨボになったときに、パパのこと守れるために強くなるんだよ」
と。

 なるほど😲

 そう説明すりゃ良かったのか〜😆

 わかりやすい👏

 父親として、守られてばっかもあれだし。俺も一緒に習おうかな。でも身体硬くて足が上がらないんだよね。ダメかぁ。

 そして今日も息子は、よく分からない新しい技を生み出し続けている。前後左右から襲われたときに、同時にやっつけるという…謎の技。
 でもって優しい先生がお休みのときは、練習に行かない。

 せっかくやるなら、
“インディー・ジョーンズ/魔宮の伝説”
に出てくる、ジョーンズ先生の助手少年ショート・ラウンドのように、悪い大人をバタバタやっつけられるような少年になってください。



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HEMBP / ヘン
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