【エッセー】とにかくやってみる〜快適な一人暮らし〜

学生の頃、一人暮らしをしていました。当時、一人暮らしをするにあたって、特別なこだわりがあったわけではありません。

今の生活と比べながら当時を振り返って考えてみると、けっこう快適な生活をしていたんじゃないかなぁと思います（当時は「もっと良い生活がしたいんだオレは」と言っていましたが…）。

今よりも若い頃、生活のスキルや知識、経験もなく、『生活には◯◯が必要』ということにとらわれなかったことが逆に良かったのではないかと思います。

洗濯機はありませんでした。代わりに百均で買った洗濯板がありました。これなら、下着やシャツ、靴下を流しでゴシゴシっと洗って、パパっと部屋干しして終わりです。洗濯機より早く終わります。洗濯板はとても良く汚れが落ちます。面白いくらいに。
洗濯機を置くスペースはとられないですし、どんな洗濯機を買うか悩む必要もありません。壊れて、修理か買い替えかを考えなくてすみます。色々とメンテナンスする手間も省けて、カビの繁殖も気になりません。
時間、コスト、精神的な面からも、一人暮らしには洗濯機より洗濯板の方が便利です。あとファブリーズ。たまにコインランドリーに行って、大切にしたい衣類はクリーニング屋さんへ。

風呂は無し。近くの銭湯、または7分間200円のコインシャワー。めんどくさい風呂掃除、しなくてOK!。なくても快適に過ごせました。

トイレは和式（ほとんど使わない）。掃除は大家さん。

狭かったので、掃除機はなし。雑巾がけで部屋中ピカピカ。数年間ゴキブリも一度もでませんでした。
※今は、毎年夏になると、壁のどこかに引っ付いているのではと、日々ビクビク。

布団は寝袋。軽いです。コンパクトで場所も取りません。包まれてる安心感もあります。足側だけファスナーを開けて布団（寝袋）に入ったまま家の中を移動できます。簡単に丸洗いできます。
※今でも継続。5人いる子どもたちも一人一つ、寝袋を持っています。家中どこでも、寝たい場所に自分で持っていって使っています。さらに車の中、旅先でもです。出かけるときは必ず持っていく子もいます。隙間を見つけてくるまっています。

お金がない。仕事もない。だからといって時間があるわけでもない。生活のスキルや知識、経験だけでなく、お前の人生なにもない。な、若い頃の俺。
だからな部分があることは否定できませんが、意外と賢い選択をしていたんじゃないかなぁと思います。やるじゃん。若い頃の俺。

調べたり教わることで、目的に向けて近道ができることがあるのはわかります。だけどなのです。スキル、知識、経験なく、『とにかくやってみる』と『無意識に合理的な選択ができる』こともあるみたいです。

新しく何か行動をおこすとき、練習したり知識を蓄える前に、『とにかくやってみる』という方法もありかもしれません。知識や経験がないことから、『取り返しのつかない失敗』につながってしまうこともありますので一概には言えませんが…。

私にとってはじめたばかりのNote。フォロワーを増やす、バズらせる、書籍化する、などのために色々な方法を解説してくださっている記事もありますが、それらを遠ざけ、知識や経験にスキルもなく『とにかくやってみる』ことができる今の時期を、大切にしたいなぁと思います。

PS

今は、妻と私と5人の子どもたちの計7人での生活。洗濯機、風呂、トイレはある方が便利です。掃除機もあります。でも、小さな子にはホウキとチリトリの方が扱いやすそうです。軽いし、電源も必要なく、ごみ捨ても簡単です。

PSのPS

Noteのハウツーやノウハウ記事。参考になるものばかりで、さらにはおもしろくて、遠ざけようとしているのに、『とにかくやってみることができる時期』とか偉そうなことをほざいてしまっているのに…、ガッツリ読んでいる自分です…。