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世界初!?スマートロックで回すガチャガチャの制作秘話

こんにちは。ビットキーのUI/UXデザイナーのNatsuho Ide(@avocadoneko)です🥑🐈‍⬛
この記事では、2024年12月のSpectrum Tokyo Festival 2024でスポンサーブースを出展した際に制作した、スマートロックで操作するガチャガチャの制作秘話をお届けします 🎰

※『ガチャガチャ』は株式会社バンダイの登録商標です。また、本プロジェクトはバンダイの商品とは関係のない独自企画です。

各所の協力を得て、スマートロックで回るガチャガチャが爆誕しました!!

イベントの当日レポートは
\ こちらの記事で紹介しています!/


なぜスマートロックでガチャガチャを回すことに?


イベントブースにてノベルティを渡す体験を良くするために、無邪気に「ガチャガチャを置きたい!」と発言したのが始まりでした 😆

しかし、ただブースにガチャガチャを置くだけではおもしろくありません。
そんな中デザインチームの🐻‍❄️が、弊社製品のひとつであるスマートロック(🔑 bitlock MINI)でガチャガチャを回せるようにすれば来場者にビットキーの製品を体験してもらえるという、予算や実現可能性を度外視した大胆なアイデアを思いつきました✨

🔑 bitlock MINIとは
弊社のスマートロック製品のひとつ。扉の内側の鍵のつまみ部分に設置し、鍵の施解錠をする。詳しくはこちら

スマートロックでガチャガチャを回せるようにするまでに、数々のステップを踏みました。
弊社の唯一無二の探究者かつハードウェア・ファームウェア・ソフトウェアにおいて卓越した専門知識を持つ優秀なエンジニアの @gzock さんとデザインチームとで並走しながらプロジェクトを進めました!

STEP1: ガチャガチャ本体の購入 🛍️


ガチャガチャ本体に詳しくて購入した経験があるメンバーはさすがにいなかったので、どんなガチャガチャがあるのかを調査するところから始まりました。

価格・口コミ・耐久性などを考慮して、いくつかの候補を出しました。今回はパスコードを入力できる認証デバイス(🔑 bitreader+)をトリガーにガチャガチャを回したかったので、コインが不要なモデルを必須条件にしました。

🔑 bitreader+とは
スマートロックデバイスを解錠するための認証デバイス。ICカードやパスコードによる解錠機能を備えている。

候補が決まった後 @gzock さんに確認をとり、スマートロックをつけることに大きな問題がなさそうだったので購入に至りました✨

STEP2: ガチャガチャにスマートロックを取り付けられるようにする 🛠️


購入したガチャガチャのつまみは一般的なカギの形とは異なる形状をしていたため、スマートロックをそのまま取り付けることが難しい状況でした。

そのため、今回はガチャガチャ専用のつまみを作りました。

ガチャガチャを分解した
つまみ部分をモデリングした
3Dプリンターつまみを作った
作ったつまみ部分をガチャガチャに取り付けた

また、カギとして作られたスマートロックデバイスが常に同じ方向に回転できない・スマートロックデバイスが解施錠を認識できずつまみの回転位置が元の位置に戻らないという問題もありました。
なので、スマートロックデバイスのファームウェア側の調整もしました。

STEP3: ガチャガチャの命名とロゴ作成 🎨


ガチャガチャ」という名称は他社の登録商標なので、別の名前を考えることにしました。

弊社のスマートロックデバイスには「bitlock PRO」「bitlock MINI」といった命名規則があったため、このガチャガチャの名前も「bitlock PON」と名付けることにしました。

見た人がわくわくするような気持ちになれるデザインを目指し、デザインチームでロゴも作成しました✊✊ 

無事にイベントブースでお披露目 🎉


このbitlock PONを回すためにブースに遊びにきてくれる方もいたくらい評判が良く、会場で話題になっていました!!!

回しに来てくれたみなさん、ありがとうございました🎉🎉🎉

また、社内での評判も良く、bitlock PONは今回のイベントに限らず、さまざまな場面で活躍しそうです。
実際、オフィスではデザインチームのクリスマス企画として、カプセルにチョコレートを入れて、立ち寄ったチーム外のメンバーも楽しめるようにbitlock PONを設置しています🎄

…実は、bitlock PONの前面のアクリル部分や天井部分も @gzock さんにカスタマイズしてもらいました!チラシを挟んだり、ポップを取り付けたりと、より自由な演出が可能な構造になっています。

本当は実現したかったこと・・・

今回はパスコードで回す施策を考えましたが、弊社のスマートロックデバイスはアプリでの解錠もできます。

例えば、bitlock PONに向かってコインを投げる動作をアプリで再現できたら面白そうと考えました。
実際のbitlock PONはコインが不要ですが、アプリ上であえて「コインを投げる」という行為を入れることで、利用者がすでに持っているメンタルモデルを活用できそうです。

アプリの構想(ワイヤーフレーム)

ブースで使うときは、来場者には自分のスマートフォンで体験してもらうためにiPhoneだったらApp Clipを使って配信したら体験性もいいですね。

最後に


このbitlock PON制作を通じて、私はアイデアを形にする過程での楽しさと苦労を改めて実感しました🙌
「ガチャガチャを置きたい!」という突拍子も無い発言(苦笑)から、ハードウェア、ファームウェア、デザインなど、多くの専門分野のメンバーの協力を得て、ビットキーならではの独創的な製品へと進化させることができました。

またおもしろいことがしたいな🤩

・・・

ビットキーの目指す世界を実現していくためには、まだまだ多くの力が必要です。
この記事を通じてもっと私たちのチームについて知りたい方や、ブースでじっくりお話しできなかった方は、ぜひカジュアル面談にご応募ください。

また、1/29(水)には「Designer Meetup(新年会)」も実施します。こちらもぜひ、お気軽にお申し込みください!

\ 記事を書いたメンバー /

🐱Natsuho Ide - あぼねこ🐱
アプリ中心にUI/UXデザインを担当。
街中を散歩してる犬によくガン見されます。


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