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植物発電キット使ってみた

jun-fu@bitengineers です。

少し前にネットで気になった BOTANIST の期間限定展示がありました。植物が植えてある鉢(といっても大きい) から電力が得られ、スマホが充電できるとかなんとか。。。

2022 の4/8 ~ 4/11 までの期間開催で、気づいたのが 最終日 4/11 の午後だったのでさすがに腰が上がらず、見逃してしまい心残りでした。

ところがその後、実はこの植物発電キットが製品として発売されているということを知りました。

ニソールとグリーンディスプレイが共同開発した植物発電システム

ということでしたが、二ソールさんが販売しているようです。

私も入手してみたのでどんなものなのか記事に書いてみます。

植物発電実験キットの設置


キット内容物

キットの中身は備長炭と特殊なコーティングをしたマグネシウム棒、LED 部分。電極として機能する備長炭とマグネシウム棒を土に植えて使います。

この備長炭、マグネシウム棒のサイズが大きいので、適当な苗を家庭菜園用のプランターに植えかえて植物発電を試してみます。

発電の仕組み上、微生物の働きが関係しているとのことなので菌根菌付きの(放置ぎみだった)黒松を用いてみます。

本来、根は植え替え時に切った方が良いと思うのですが、今回は埋める電極に届いてほしいので切らずにそのまま植えます。

苗の根についた土は、菌がついていたので捨てずに混ぜて使います。

備長炭やマグネシウム棒の大きさがここでも影響して、植え替えが大変でした。ホントはもっときちんと並べて植え替えしたかったですが、強引に植えたため見栄えは悪いですw

これで植え替え/設置完了です。
電極の埋め方(電極同士の距離、深さ、など) で電力が変わるということですが、今回はほぼ選択肢がなかったです。

この時点で本当に機能するのかなぁ、と心配になってました。
テスターで電圧を測ってみます。

なんと! 約1.5の電圧が確認できました! 素晴らしいw

ただ埋めただけで即座に電圧が確認できるとは。。軽く感動しました。

しかし私の場合は LED は点灯しませんでした。しばらくこのまま培養して様子を見てみます。

そのうちに我が家のベランダが明るくなっているといいな…

仕組みについて

説明するほどわかりませんw 
二ソールさんが公開している動画で工学博士の方が仕組みについてわかりやすく解説しております。

備長炭とマグネシウムでの発電自体は昔からあるもので、今回の植物発電というものの画期的な点としてはマグネシウムが溶解しないようなコーティングをしつつ電力を得られるようにした点らしいです。

詳しくないですが

"マグネシウム 土壌汚染"

などでググった結果がそこそこ多く、マグネシウムが土壌に溶解してしまうと環境にはよろしくないようですね。

今回のキットは溶解されない => 土壌が汚染されることもなく環境にやさしい

ということなのでしょうかね。

他にも色々と解説されているので詳しく知りたい人は動画をどうぞ。私は説明できるほど理解ができていないです。

おわりに

備長炭って電気を通すことを知ってました?
いくつかある木炭の種類の中でも備長炭だけが電気を通すらしいです。

私は知らなかったんですよね〜。

自分の知識はすごく偏りがある方だという自覚もあるのですが、ググってみると小学校での学習レポートなどでも備長炭を使ったものがあるようで割と一般に知られているのかも!?

その他にも、光触媒など、自分にとって未知の分野を垣間見れたおもしろいキットでした。

あとは、、、値段とサイズがもう少し下がるともっと気楽に使えますね。

以上です。


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