盆栽 + IoT
盆栽はじめました
note 初投稿です。jun-fu@BitEngineers です。
コロナ禍で新しい生活様式への変化が問われる昨今、家に居る時間が増え植木・盆栽などの観葉植物やベランダ・庭での家庭菜園などに時間を費やすことが多くなった人も少なくないと思います。
私も最近盆栽に興味を持ってしまいました。
以前はまったく植物に興味を持たず花や樹の名前は一切覚えられなかったのですが、日々テレワークの合間で眺めていると、芽吹いたり、葉や幹の成長に気づくようになりました。そんな違いに気づくとすぐに、"明日はどうなっているのか?"と気になってきます。そんな日々が繰り返えされると来週、来月、来年の盆栽の姿が気になり今では立派な趣味だと言えます。気づくと盆栽用語をネット検索していることもしばしばあります。
しかし、せっかく始めた盆栽ですが依然知識が乏しいので分からないことが多く、枯らしてしまうことがあります。来週、来月、来年と姿を想像していたものが萎れてしまっている様はマイナス面でグッと来ます。そしてどうやら同じ思いをする人は多いようだ、と気づきました。
盆栽を IoT の題材として扱ってみる
物事は定量化すると分かりやすい一面があると思います。仕事柄センサーを扱う事もあるので盆栽に興味を持ったことを機会に、センサーを使って何か解決方法となるようなシステムを構築したいと思いました。
自分の盆栽への理解が深まり、枯らすことがなくなるだけで良いと思ってます。が、あわよくば、まわりの人にも興味を持ってもらえ、楽しんでもらえるところまで成長させられたらと思います。
どんなものを作るのか
まず対象ですが、理想としてはセンサーが設置できる観葉植物・盆栽などがすべて対象となるようにしたいです。が、立派な盆栽にセンサーを設置することはある種の風情を壊すことになると思うのでまずは盆栽素材や苗木で試していきたいと思います。
センサーは市販品を試しながらデータを取ることを優先して進めます。
主目的としては、人が介在しない自動化の仕組みを作りたいというよりは、水やりなどの手間暇を惜しまない人を対象として、手間暇かけた時の楽しみや実感が倍増するような助けができ、結果ちゃんと育てられる仕組みを目指したいと思います。何より自分が利用する意味がある仕組みにしたいです。
初めの一歩
枯らさないために基本の水やりからデータを集めてみます。土中水位センサーを M5Stack( or M5Stick) と接続し AWS にデータを蓄積させる構成にします。この構成だと手持ちのデバイスで最速で着手でき、ある程度馴染みがあるので進めやすいです。 AWS は運用するほどの利用は久しいのでこの機会に再入門しておきます。
M5Stack
土中水位センサー
AWS IoT サービス
プロジェクト生成物は以下の Github レポジトリで管理していくので覗いて見てください。興味もってもらえるところまで成長させたいです。
テスト運用がてらいくつかデータを取り始めているのですが、システム化する以前に既にいくつか課題が見えてきています。開発用途の市販品から実用性のあるものへと昇華させるのに壁を幾つか越えるか/迂回するか/穴開けるか... しないとならなそうです。こういった点をチャレンジし何とか"新しい形"に辿りつけたいと思います。
テスト運用では百円ショップのサラダボウルに収めています。模索中の図。
今後
今回は初回ということもあってほぼ概要でした。次回からもっと技術的な内容を書いていきたいと思います。
さて、どこまでできるかはわかりませんが、ひとまずは愚直に運用し向き合ってみます。