セサミストリート
ごまは和食のイメージがありますが、なんと日本のごまの99%が輸入品。残りの1%が国産です。その1%のうち6〜7割は鹿児島県の喜界島で作られているのだそう。
喜界島はさとうきびの産地でもあり、黒糖やザラメなども有名です。そのさとうきびを刈った後、次の作付けまでの間作として、古くからごまを作っています。5月にごまの種を蒔き、7月〜10月くらいまで収穫するのですが、その収穫後、ごまの草を天日に干して乾燥させてから実を叩いて取ります。そのため、喜界島の塀や石垣、道端などいたるところでごまを干しているのです。このごまを干している道をセサミストリートと呼んでいるのだそう。ずらりと並んだごまの光景があまりにも美しくて驚きました。
喜界島は、サンゴが隆起してできた島なので、アルカリ土壌。ごまは普通のごまよりもやや小さいのですが、香り高く、濃厚なコクがあるのです。さとうきびも同様、香りの高さに定評があるとのこと。その味の違いは、一度食べたら良さはわかるはず。
それにしても喜界島のセサミストリート、夏から秋だけに見られる見事な景色です。ぜひご覧いただきたい。
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