無限おでん
妻は仕事の帰りが遅くなりそうな時は、前の日からおでんを仕込んでおく。
真空保温調理器シャトルシェフという鍋を使う。短時間火にかけてから、煮込んだ鍋ごと保温機能がある容器に入れて放置するだけで、煮込み料理ができる。
前の日に大根やこんにゃくの下茹でをして、朝に出汁でしばらくにこんでセットしておくと、夜にはいい感じに煮あがるのだ。
先週の火曜日におでんをつくってくれた。具は、ジャガイモ、大根、鶏の手羽元、こんにゃく、ちくわ、さつま揚げ、がんもどき。ジャガイモと大根が残ってしまったので、次の日は油揚げと鶏もも肉を追加して、再びおでんを食べた。
2日目のおでんは、大根やじゃがいもによく味がしみておいしかった。また、中途半端に、油揚げや大根が残ってしまったので、3日目は冷凍のホタテ貝と糸コン、大根を追加して、またおでんにするかと妻に言ってみると、妻もそれでいいと、まんざらいやでもでもない様子。
このまま1週間くらいなら、毎日具を追加しながら食べ続けられそうな気がしてきた。タコもいれてみたいし、牛すじ、里芋、ロールキャベツ、焼き豆腐なんかもいい。思いつく具材だけで1週間はもちそうだ。
3日目は、仕事帰りに糸コンとタコを買ってきて、家にあったホタテ貝とジャガイモといっしょに追加して、またまたおでん。食べているうちはよかったのだが、食べ終わってほっとしたら、急におでんに飽きた。「おでんはもういいかな。」という気分になった。
4日目のおでんに買った、出来合いのロールキャベツは冷蔵庫の隅で忘れられていた、ビーツといっしょに煮込んでボルシチ風にして食べた。