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回転寿司
金曜日の仕事を終えて、さあ帰ろうと窓の外を見るとどしゃ降りの雨。熱帯のスコールのような降り方。妻に「迎えに来てもらえませんか?」とお願いすると。「いいよ。」との返事。せっかくなので「もしよろしければ晩ご飯を外で食べませんか」と提案してみると。「OK」との返信。
30分後に職場の前に着いたとの連絡が入ったので職場を出る。外はバケツをひっくり返したような雨。入り口の目の前まで車を移動してもらってなんとか濡れずに乗車完了。
できれば濡れずにお店にたどりつける店がいいなと、どこのお店に行こうか作戦会議。スシローはピロティ形式でお店の下が駐車場になっていて雨に濡れずにお店に入れそうちうことでスシローへ行く。ところが、20人くらいの順番待ち。30分くらい待たないといけない。あきらめて餃子の王将でサクッと餃子とビールにしようと移動する。
妻は、お寿司の口になってしまっていたのか、餃子の王将に向かう途中で急に路地にはいり、別の回転寿司のお店「すし食いねぇ」に向かって走りだす。いつも晩ご飯時は行列になっているので、「ここも行列じゃない?」と不満をもらしたが、妻は「ダメ元で様子をみるだけでも。」と意に介さない。
すし食いねぇに着いてみると意外にも行列なし。カウンター席にすぐに座れた。
さて、何を食べようか。まずは、イカの3種盛り、梅貝、ゆで海老、鰺とビール小を注文。今日はカウンター席で、それぞれの席の前に注文用のタブレットがあるので、各自で注文することにする。
このお店は一番安いメニューが一皿160円。ちょっといいネタを食べようとすると490円くらいになる。高いのは680円、870円のお寿司もある。いつもなら、妻の好みも考えながら、せっかくのお寿司だからと490円くらいのメニューをオーダーするのだが、今日はそれぞれがオーダーしてそれぞれが支払う。
それなら、安くあげるならば、どんなお寿司が食べられるのかなと思い調べてみると。160円メニューは、しめ鯖、ゆでゲソ、タマゴサラダの軍艦巻き、お新香巻き、酢飯を海苔で巻いただけの素巻、キュウリの漬物のお寿司など、250円に選択肢を拡げると、山葵をきかせた干瓢巻き、いろんなお魚の細かい切り身がのっかった軍艦巻き、「まかない軍艦」や鰺など、思ったよりもいろんな種類が食べられる。
それならと、追加でゆでゲソ、まかない軍艦、タマゴサラダ軍艦を注文。ここまでで、ビールを入れても2660円。
妻はどうしてると横をみると、季節のセット盛りやら、カニ味噌サラダや、ドラゴンロールなど、派手目のお寿司を食べたせいか、3000円を超えている。
数年前なら20皿近く食べてようやく満腹になったもんだが、年寄りは10皿も食べられない。干瓢巻きも食べたかったのだが、お腹がいっぱいになってやめた。
全部160円メニュー縛りにするならば、しめ鯖とゆで下足を交互に食べて、かんぴょう巻きで締めれば、ビールを飲んでも2000円以下でなんとかなりそうだ。
などと、みみっちいことを考えながら店を出た。