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やきいも弁当

毎年この季節になると、いろんな人からサツマイモをいただく。今年は妻のお父さんからと、母が知り合いからもらったサツマイモをお裾分けしてもらった。

お裾分けといっても、全部合わせると、みかんが入っているような段ボール一箱分はある。いつものとしなら、妻が大学芋やらスィートポテト、かりんとうなんかを作ってせっせと食べていた。私はうすら甘い味があまり好きでなく、積極的には食べることはなかった。

今年は、私がせっせと食べている。シンプルに焼き芋にしている。140度のオーブンで90分ほどじっくりと火を通すと甘く焼き上がる。焼きたてはもちろん美味しいし、冷凍保存しておいても自然解凍で美味しく食べられる。

週末にまとめて10本くらいのサツマイモを焼き芋にして、冷凍庫にストックしてある。平日のお弁当に毎日2本ずつ会社に持っていている。焼き芋だけでは物足りないこともあるので、そういう時はゆで卵かナッツを一タッパーに一緒に入れて持っていく。

妻は、そんなぶっきらぼうな弁当は恥ずかしいので、ちゃんとして弁当を作るよとは、口ではいってくれるのだが、顔が忙しそうなので遠慮している。それに、芋とゆで卵の弁当もしみじみと美味い。芋だけだとすぐにお腹が空くけれど、ゆで卵かナッツでタンパク質、脂質を補うと満足感が増すような気がする。体にもよさそうだ。

いそいで食べようとすると、芋が喉につっかえそうになるので、ゆっくり30回噛み締めて味わいながら食べるようにしている。周囲の人たちは、焼き芋だけの弁当をもくもくと食べている、50代後半の男性を見てどう思ってるだろう。

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