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部門間トラブルの解消とメンバーの不満解消1
部門間のトラブルで業務が停滞してしまったり
他部門からの理不尽な要求にメンバーが不満を持っていたり
という問題は多くの企業が抱えています。
こういった問題はすぐに解決策が見つからない根深い問題が多く、
相談を受けても「とりあえずは我慢してくれ」としか答えられない上司も多いのが実態ですし
仕方のないことだと思います。
「営業部門から無理な日程や仕様での納入を要求される」
「明らかに自部門が担当する範囲でない業務を他部門から当然のように依頼される」
これまで私が支援してきた中で、
こういったトラブルや不満の相談を受けることが多いですが
会社として必要だから行われている面もあり
単にやらないようにすれば解決、というわけでもありません。
解決方法は
①「会社としては本来あなたの部門が引き受けなくてよい業務である
と認識しているが、どうしても必要な業務なので申し訳ないが
引き受けてほしい」と伝えること
②「あなたの部門がその業務を引き受けてくれることで、
会社としては〇〇〇という利益につながるので
負担にはなっていると思うが引き受けてほしい」と伝えること
③会社としてどの部門がどう対応するのが一番利益につながるのかを
調査・整理しルール化すること
を①②③の順で行うことです。
優先度が①②③の順であり、最も重要なのが①だということがポイントです。
多くの企業が③のみで対応しようとしてしまうため、
解決できないままになってしまっているという実情があります。
無理な要求は不満は生むけど会社の利益につながっているという面もありますし、
本質的には業務的な問題ではなく人間関係の問題だからです。
まずは
①「会社としては本来あなたの部門が引き受けなくてよい業務である
と認識しているが、どうしても必要な業務なので申し訳ないが
引き受けてほしい」と伝えることで
「あなたの部門に理不尽な負荷がかかっているということを会社として認識している」
「それにより他の業務に影響がでる可能性があるがそれは会社の責任であり
あなたの部門の責任ではない」
ということを伝えること
次に
②「あなたの部門がその業務を引き受けてくれることで、
会社としては〇〇〇という利益につながるので
負担にはなっていると思うが引き受けてほしい」と伝えることで
「あなたの部門に負荷がかかってはいるが
それ以上にあなたの部門の業務が会社の利益を生み出している」
ことを伝え生み出している成果の大きさを認めること
が解決につながります。
人間関係の問題であるため、
相手の事情を認め、相手の生み出している成果を認めること
が重要です。
社内の方が伝えるよりも
社外の方が客観的な目で判断し伝えるほうが
当事者には納得感が得られる場合も多いので
そういった場合にご相談をいただき
トラブル解決・不満解消の支援をさせていただいています。
この件に限らず、問題によって
自分で解決できること
社内の誰かに頼らないと解決できないこと
社外に頼らないと解決できないこと
とそれぞれなので、
自分で抱え込まずに頼るべき人を頼る、というのが
最も効果的だと思いますし成果にもつながると思います。
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