折句マシン 1 16 山中千瀬 2023年7月22日 12:22 2020年1月〜2023年7月にツイートした折句です。リプライやwave boxでお題をいただいたものを多く含みます。-----始めよう ルールならコンピューターが一緒に決めてあげるよ小鳩は じめよう る ーるならこん ぴゅ ーたーが い っしょにきめてあ げるよこばと この先に海があるから… ら、のあとに僕らは何をしようとしたのこ のさきに う みがあるからら のあとに ぼ くらはなにをし ようとしたの賃金がよすがだなんて凍えそう冷蔵庫にはトロがあってもち んぎんが よ すがだなんて こ ごえそう れい ぞうこには と ろがあっても待っていて 他愛ないうそ打ち明けて向日葵畑で待っていてよま っていて たあ いないうそ う ちあけて ひま わりばたけ で まっていてよバラバラに落下する雨のからだをはらう静かに夏になる手でば らばらに ら っかするあめの からだを は らうしずかにな つになるてで関係を選びとれない陸地でのたったいちどの一生だってか んけいを え らびとれない り くちでの た ったいちどの い っしょうだって徴候をこわがる泥まみれの腕を今もはらえる、友よ そうでしょちょ うこうを こ わがるどろまみ れ のうでを い まもはらえる と もよそうでしょはばたけるんでしょう君が請うのなら嘘の魔法も君のものだよは ばたける ん でしょうきみがこ うのなら う そのまほうも き みのものだよ 散るならば呼んでよね入れ子の時間/霊にあいたいとおもう時間ち るなら ばよ んでよねい れこ のじか んれい にあい たいと おもうじか ん身ひとつで描くエチュード 見届けたあとでいいから走っておいでみひ とつで え がくえちゅーどみ とどけた あ とでいいから は しっておいで 貯金してここを出ようねレベル1と1のふたりのとまらない旅ちょ きんして こ こをでようねれ べるいちと い ちのふたりのと まらないたびただいまはきっと言えない詩のなかで幾度もちがうドアを叩いたた だいまは き っといえないし のなかで い くどもちがうど あをたたいた「甘えだとしても」とおもう 短冊に書いた願いのラスト1行あ まえだと し てもとおもう た んざくに か いたねがいの ら すといちぎょうもしそれが嘘だったっていい うちらが焼き尽くす街を誰も知らないも しそれが う そだったって い いうちらが や きつくすまちをだ れもしらない 可能性に錠をかけた日/野ばら咲く新世界での痛みを知る日かの うせいに じょ うをかけたひの ばらさく しんせ かいでの い たみをしるひ死なないでゆきなよ生きて海へ行き貝殻ひろい続けようよねし なないで ゆ きなよいきてう みへいき か いがらひろいつ づけようよね血ではなく夜でつながる声たちの連絡網をいとしくなぞるち ではなく よ るでつながるこ えたちの れ んらくもうをいと しくなぞる必殺技に名前をつけてまだ今は使わん 赤いりんごを選ぶひ っさつわざにな まえをつけてま だいまは つ かわんあかいり んごをえらぶさからっていたいよ 夏の星とおく奪ったはずの言葉の不在さ からって い たいよなつのほ しとおく うば ったはずの こ とばのふざい近づけば弱まる光こわれもののレビューに赤い糸をたらして ち かづけば よ わまるひかり こ われものの れ びゅーにあかいいと をたらして たましいの……、ことはいいや マシンだし眠りのそばの銀河にいるした ましいの ことはいいやま しんだし ね むりのそばのぎ んがにいるし超然と子は笑いおり煉瓦製の家にこぶたを閉じこめたままちょ うぜんと こ はわらいおり れ んがせいの い えにこぶたを と じこめたまま(挑発の言葉)こたえられなくてもいいよ行こうよ帳の奥にちょ うはつの こ とばこたえられ なくても い いよいこうよと ばりのおくに置いてきた町にもきっと時雨は降り、泣くかなきみは。いないあたしをお いてきた ま ちにもきっとじ うはふり な くかなきみはい ないあたしを(ついていく気などなかったとは思う)カレイドスコープきりきり回しつ いていく き などなかったと はおもう かれ いどすこーぷき りきりまわし誤解したままでいたくて不安げにザラメを舐める舌を見ていたご かいした ま までいたくてふあ んげに ざら めをなめる し たをみていた振り返る癖なおらんね 落雷に春を知るたび銀の横顔ふ りかえる く せなおらんねら くらいに は るをしるたびぎ んのよこがお誓うならよこしなよその憐憫でいっぱいの外套のなかみをち かうなら よこ しなよそのれ んびんで い っぱいのがいと うのなかみを町内はコロナでわやで連絡橋いま越えていく止まらずに行くちょ うないは こ ろなでわやでれ んらくきょうい まこえていくと まらずにいく閉じていく雷鳴 リバーシブルの解 迷路の果てにカードを拾いと じていく ら いめいりばーしぶる のかい めい ろのはてに かー どをひろい 何度目の夏 何度でも見失う獣の名をなんと呼んだろうな んどめの な つなんどでもみ うしなう け もののなをなんと よんだろう ちがうから汚した きみは「これから」と言ったきりくちを閉ざしたままでち がうから よ ごしたきみは これ からと い ったきりくちをと ざしたままで 映画ならエンドロールの2秒前 きみをつらぬく雷鳴を待つえい がなら えん どろーるの に びょうまえ き みをつらぬくらい めいをまつ 捨てていく覚悟はしないいつだって無頼うちらがルー・ガルーだしす てていく か くごはしないい つだって ぶ らいうちらがるー がるーだし 選ぶってLOVE? どの夢も苦しくて並びたかったんではないんだえ らぶって ら ぶどのゆめもく るしくて なら びたかった ん ではないんだ痛かった(どこが)ぼやけたりんかくを指でなぞる もうじき終わるよいた かった ど こがぼやけたり んかくを ゆ びでなぞるもうじ きおわるよ いたかった(どこに)どこでも陸地なら、友情が口実になるならいた かった ど こにどこでもり くちなら ゆう じょうがこうじ つになるなら火のなかに鳥のはばたくのが見える 自壊を許すなんておもうなよひ のなかに とり のはばたく の がみえる じか いをゆるすなん ておもうなよ空洞のリアルって何 溶け出したりんごの赤を吸うくちびるのく うどうの り あるってなにと けだした り んごのあかをす うくちびるのひりひりと遠ざかる星、明確な暴力ばかり歴史になってひ りひりと と おざかるほし め いかくな ぼ うりょくばかりれ きしになって 千切れそう 予告みたいにレズビアンと言えばこんなに遠い夕暮れち ぎれそう よこ くみたいに れ ずびあんと い えばこんなにと おいゆうぐれ地上にはよすがはなくて言葉とかレトリックとかを愛しくおもうち じょうには よ すがはなくて こ とばとか れ とりっくとかをいと しくおもう 寵愛にこたえたかった? 霊界にいたる夜道にとまどっていたちょ うあいに こ たえたかったれ いかいに い たるよみちにと まどっていた限りあるいつかの果てのバグ それは世界を許すときの心音か ぎりある い つかのはてのば ぐそれは せ かいをゆるすと きのしんおん火を放つ なぜってふたり間違いも罪もやつらの理性のことばひ をはなつ な ぜってふたりま ちがいも つ みもやつらのり せいのことば明確なチャンスは一度 ねがうなら、無害なままじゃいられないならめ いかくな ちゃ んすはいちど ね がうなら む がいなままじゃい られないなら 勝ち目のないゲームだとしても(やだな)誤りだとしても(続けたかった)か ちめのない げ ーむだとしてもや だなあや まり だとしても つ づけたかった 感情の限界はどこ やまない雨、詩劇の途中に置いてきたままのか んじょうの げ んかいはどこ やま ないあめ しげ きのとちゅうにお いてきたままの散り散りの余生でしょうか紺色のレインコートを遠ざかる雨ち りぢりの よ せいでしょうかこ んいろの れい んこーとを と おざかるあめ ちょっとだけ困らせていい? 恋愛はいらないけれど隣にいたいちょ っとだけ こ まらせていいれ んあいは い らないけれどと なりにいたい血で肌を汚してしまう これだってイミテーションのともしびなのだち ではだを よ ごしてしまう これ だって い みてーしょんのと もしびなのだ いいんです 自分でも報知器のなる夜を抜け出したかったんですい いんです じ ぶんでもほうちき のなる よ るをぬけだしたか ったんです 置いてきた思いも問いも幻影なんておもわんよ 帰れないだけお いてきた お もいもといもげ んえいな ん ておもわんよか えれないだけ終わるのがおそろしかった 水色の(空色の)ペンで書き込む句点お わるのが お そろしかった み ずいろの そ らいろのぺんでか きこむくてん ちからなく横たわる魚 冷凍庫に入れたいな、時を止めちゃいたいなち からなく よこ たわるうお れ いとうこに い れたいなときをと めちゃいたいな擦り切れたレヴュー ひかりの散る海でがらくたの手を(言うな)にぎってす りきれた れ ゔゅーひかりのち るうみで が らくたのてを い うなにぎって ふしあわせぐらいどうでも。6月がめぐってくるのを見逃さんでねふし あわせ ぐ らうどうでもろ くがつが めぐ ってくるのをみ のがさんでね不確かなシグナルかつて炉を抱いてめぐる悪夢を見届けたことふ たしかな しぐ なるかつて ろ をだいて めぐ るあくむを み とどけたこといつかまたたどりつこうよ夢を出て失って朔日をむかえてい つかまたたどり つこうよゆ めをでてう しなってさくじ つをむかえて筆跡をなぞるあのとき負けだって告げたのはどんな理屈だったのひ っせきを な ぞるあのとき ま けだって つ げたのはどんなり くつだったの 言えなくていいよ知覚も輪郭もショーのさなかに毀れるばかりいえ なくて い いよちかくもり んかくも しょ うのさなかにこ われるばかり「戻らんの」「うん。戻らんよ」犬を撫でてヤツは笑う それだけだったんだも どらんの う んもどらんよ い ぬをなでて や つはわらうそれだ けだったんだ 見たかった かれらが添い遂げるまでのいやに長くてしかたない日々をみ たかった か れらがそいと げ るまでの い やにながくて し かたないひびを調伏はこれから ふたり黎明を(祈るみたいに)ともにむかえてちょ うぶくは こ れからふたりれ いめいを い のるみたいにと もにむかえて区切られたさかいめで待つ 君と生き延びてきくならバラードがいいくぎ られた さ かいめでまつき みといき の びてきくならばら ーどがいい ちがう名前で呼びあう いきてこれたこと祝うみたいにとおりをゆこう ち がうなまえで よ びあういきてこれ たこと い わうみたいに と おりをゆこう調律のこわれたピアノ 連弾は祈り そうでしょ、届かなくてもちょ うりつの こ われたぴあの れ んだんは い のりそうでしょと どかなくても 永遠をくれこの日々のボーナスにえ いえんを く れこのひびのぼ ーなすに 殺伐と暮らそう始まらん恋も戻らん春も血祭りにあげさ つばつと く らそうはじまら んこいも も どらんはるもち まつりにあげいなくなる前にただ一羽の鳥にもし出会えたら歌を教えるい なくなる ま へにただいちは のとりに も しであへたらう たををしへる歌にしてみなよいつかは僕だけを失う夜を(ずるいね、ごめん)う たにして み なよいつかはぼ くだけを う しなうよるをず るいねごめん音楽をどうぞ スポットライトには慣れないままでいい おそれてもお んがくを ど うぞすぽっとら いとには な れないままでい いおそれても不死なんて愚策 ひらいたロータスをめぐる運命みたいな夜にふし なんて ぐ さくひらいたろ ーたすを めぐ るうんめい み たいなよるに生きたままたどる足跡リセットの許されない蕩尽をしようい きたまま たど るあしあと り せっとの ゆ るされないとうじ んをしよう ちいかわの横にやさしい霊がいていつか足りない問いにこたえてち いかわの よこ にやさしい れ いがいて い つかたりないと いにこたえて白と黒 戻れないのが罰だって知っていたなら楽だっかなし ろとくろ も どれないのがば つだって し っていたならら くだったかな前世ならいらない 僕なんていない窓にあなたが今うたうならぜん せなら い らないぼくなん ていない ま どにあなたがい まうたうならゼロ。 順番にこわれてく韻律に惑うばかりの季節をすぎてぜ ろじゅんば ん にこわれてくいん りつに ま どうばかりのき せつをすぎてあたたかな滅亡 切り刻む花野 いつかふたりでくだる階段あ たたかな め つぼうきりきざ むはなの い つかふたりでく だるかいだん誓わない夜に何度もこれ以上生きていけないと思う(うそだよ)ち かわない よ るになんども これ いじょう い きていけない と おもううそだよヒーローになんてならんで待って燃え尽きるよりはやく理由をあげるひ ーろーに な んてならんで ま ってもえ つ きるよりはやくり ゆうをあげる 睡蓮のせいだと笑う のこされた窓に降る感情は知らないすい れんの せい だとわらう の こされた ま どにふるかんじょ うはしらないすぐ消える虹だとしてもいい いつか欠けるうつわのあたしたちでもす ぐきえる に じだとしてもい いいつか か けるうつわのあ たしたちでも靴音が廊下にひびく(行かないで)みさかいなしに閉じていく窓く つおとが ろ うかにひびくい かないで みさ かいなしに と じていくまどあげるからマリオネットの名を呼んで 入り日なす反抗の終わりにあ げるから ま りおねっとのな をよんで いり ひなすはん こ うのおわりに月光は届かない とうに失った/捨てた灯を勘繰るような真似げ っこうは と どかないとうにう しなった す てたひをかん ぐる ようなまね 御託はいい 序破急の序でうばわれた彩度を奪いとるだけだからご たくはいい じょ はきゅうのじょでう ばわれた さ いどをうばい とる だけだから 火となってかなしい(ひとを許すなんて)つめたい夢に目を覚ますたびひ となって か なしいひとをゆる すなんて つ めたいゆめに め をさますたび chosen、と声に出す 行列を抜け命のバトンとか投げ捨ててちょ ーずんと こ えにだすぎょうれ つをぬけ い のちのばとん と かなげすてて 至るってどこへ(かじったりんご、遠い夕星)もう口実はいらないいた るって ど こへかじったり んごとおい ゆう ずつもうこうじ つはいらない血をつなぐよりも正しい恋よりもレールの先の当然よりもち をつなぐ よ りもただしいこ いよりも れー るのさきの と うぜんよりもたかが永遠の終わり ひとつの解をやる ずっとあなたになりたかった、とたか がえいえんのお わりひとつのか いをやる ず っとあなたになり たかったと 見所はリマインドして 新章のたったふたりの朗読劇のみど ころは りま いんどして しん しょうの た ったふたりのろう どくげきの 「波の音が、」「続けて。百鬼夜行なら済んだよ」「みんな、みんな済んだの?」な みのおとが つ づけてひゃっきや こうなら す んだよみんな み んなすんだの 裏返すみたいに夢を瓶に詰めランプで照らす 来て、ここにいるう らがえす み たいにゆめをび んにつめ ら んぷでてらすき てここにいる猫だったむかしに出会ったりしたっけ光に濡れる目をおぼえてるね こだった む かしにであったり したっけ ひ かりにぬれる め をおぼえてる 頭ん中に咲く青がありさみだれのどこから物語を始めようあ たまんなかに さく あおがあり さみ だれの ど こからものがたり をはじめよう 彼方より戻る 光は陸を離さなかったあざかやな夜明けにかな たより も どるひかりはり くをはな さ なかったあざやか なよあけに みずからに逆らうなんて 傷つかず尽きない雨の場面で会おうみず からに さ からうなんてき ずつかず つ きないあめのばめ んであおう 借りたままのMDのこと、理科室で見た火のことも散る前にまたか りたままの え むでぃーのことり かしつで み たひのことも ち るまえにまた うちらどの空洞にどのランタンを(いいえ花輪を)投げたんだろうう ちらどの く うどうにどのら んたんを い いえはなわをな げたんだろう夏をもう使い果たして可視の腕、詩のてのひらに色を失くしてな つをもう つ かいはたしてか しのうで し のてのひらにい ろをなくして痛みのないドラマをのぞむ理由なんて失った声や時間のほかにいた みのない ど らまをのぞむ りゆ うなんて う しなったこえやじ かんのほかに 懲悪は怖いよ選ばれなかった犬といっしょに扉をひらくちょ うあくは こ わいよえらば れ なかった い ぬといっしょにと びらをひらく ちょうだいと声が言うので憐憫の意味がわかったとおもったんだちょ うだいと こ えがいうのでれ んびんの い みがわかったと おもったんだmore one night 海を見に行くいくつかの約束を冗談にしないでも あわんない う みをみにいく い くつかの や くそくをじょうだ んにしないで 姫と姫ならばわざとにまちがえてつないだ手指にリングをはめてひ めとひめ な らばわざとに ま ちがえて つ ないだてゆびにり んぐをはめて 沼を見に行こう ふたりで愚者としてルールをわざと3つやぶったぬ まをみに い こうふたりでぐ しゃとして る ーるをわざとみ っつやぶった最果ての暗闇 ひびく雷鳴なんて怖くない僕たちの夜さ いはての く らやみひびくら いめいな ん てこわくないぼ くたちのよるlost その空想をしくじる君の踊るからだは傷つかんのだろ すとその く うそうをしくじ るきみの お どるからだはき ずつかんのだ全部こわして生きて賭けてなんて何も間違えずここに来たというのにぜん ぶこわして い きてかけてな ん てなにも ま ちがえずここにき たというのに 絶対なんてないどんな因果さえまだ飛べるって言えば あなたがぜ ったいな ん てないどんないん がさえ ま だとべるってい えばあなたが永遠にビリ、永遠にふりだしの雷雨のなかで祈っているよえ いえんに び りえいえんにふ りだしの ら いうのなかでい のっているよ友情でキスして眠る曖昧なランドマークを沈めた海辺ゆ うじょうで き すしてねむるあ いまいな ら んどまーくをし ずめたうみべ生きて死ぬのちの暮らしに橙の時間は燃えて 虹になるまでい きてしぬ のち のくらしに だい だいの じ かんはもえてに じになるまでчёрная кошкаきみを烈女とは言わせんずっと遠くへ行こうちょ ーるなや こ ーしゅかきみをれ つじょとは い わせんずっと と おくへいこう (чёрная кошка(チョールナヤ コーシュカ)…黒猫)(烈女…節操をかたく守る女子)百合、許す 明月草は見てるだけ 額縁にまだ血が残ってるゆ りゆるす め いげつそうはみ てるだけ が くぶちにまだち がのこってる蝶結びここでほどいてレプリカの一生の願いとは知らないでちょ うむすび こ こでほどいて れ ぷりかの い っしょうのねがいと はしらないで ならなんで逃げたのだろう病葉の「ば」を言えば快楽はひらいてな らなんで に げたのだろうわ くらばの ば をいえばかいら くはひらいてひだまりのなかで並んでまどろんで使い古しのリリックみたいひ だまりの な かでならんでま どろんで つ かいふるしのり りっくみたい朽ちる前に戯曲の最後さよならは機能しないとばらしてほしいく ちるまえに ぎ きょくのさいごさ よならは きの うしないと ばら してほしい 始まりのときのことなら 坂道でブーゲンビリアにレンズを向けたは じまりの と きのことなら さ かみちで ぶ ーげんびりあにれ んずをむけた 地図を捨てた夜の続きがこれだから生き延びてただ友だちでいてち ずをすてた よ るのつづきがこれ だから い いのびてただと もだちでいていいえ、でも。 消えず小さくなる傷をキャンディ・銃声・猫でくるんでい いえでも き えずちいさく な るきずを きゃ んでぃじゅうせいね こでくるんで 変なきみと嫌な僕とでこわす窓「嘘をほんとにせん?」「いいね」ってへ んなきみと い やなぼくとでこ わすまど う そをほんとにせん いいねって 伏せたままで輪郭を書き換える午後(えいえんはどこ)瑠璃色の岐路ふ せたまま でり んかくをか きか えるご ごえ いえんはど こる りいろのき ろ痛いのは嫌い、傷つくのも嫌い ビーストよ行けルール無用でい たいのは き らいきずつくの もきらい び ーすとよゆける ーるむようで暗いスクリーンの向こう昔話は そう、もう終わり だから走ろうく らいすく りー んのむこう む かしばなしはそう もうおわり だ からはしろう泣いていたつもりはなくて真夜中をつづけるための理由がほしいな いていた つ もりはなくてま よなかを つ づけるためのり ゆうがほしい冗談はおやめ。あなたは嘘つきでばちあたり。さあ父に別れをじょ うだんは お やめあなたはう そつきで ば ちあたりさあち ちにわかれを確かめるのはあとでいい 麦の穂が風に揺れながら暮れてゆくよた しかめる の はあとでいいむ ぎのほが か ぜにゆれながら くれてゆくよ暗闇に銀河をこぼす咲きたくて野ばらは咲いたらしいときいてく らやみに ぎ んがをこぼすさき たくて のば らはさいた ら しいときいてここで終わるって思った? 血も肉も踵も置いて向かっておいでこ こでおわ る っておもったち もにくも か かともおいてむ かっておいで ダウンロード copy #短歌 #折句 16