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危険な没入体験
「ポゼッサー」をテアトル梅田で鑑賞しました。
冗談抜きで、観ていておかしな感覚に陥りました。結構危険な作品です。
クリティカルに見どころを解説します。
はじめに
第三者の「脳」にトランスフォーム、所有者<ポゼッサー>として「人格」を乗っ取った上で殺人を行う完全無欠の遠隔殺人システムを舞台に、女工作員と人格を乗っ取られた男との生死を賭けた攻防を冷徹で研ぎ澄まされた映像美で描き切る。2020年サンダンス映画祭でワールドプレミア後、シッチェス・カタロニア国際映画祭で最優秀作品賞と最優秀監督賞をダブル受賞。各国映画祭で39のノミネートと15の受賞を果たすという圧巻の実績。さらに全米映画批評サイト・ロッテントマトでは、満足度94%の驚異的な高評価を獲得。昨年の第33回東京国際映画祭「TOKYOプレミア2020」部門の上映では、父親譲りの様式美と執拗なバイオレンス描写で話題を集めたのも記憶に新しい、とてつもない一篇である。https://possessor2022.com/
それではクリティカルに見どころを解説します!
流石は子バーグ
監督のブランドン・クローネンバーグは、『ヴィデオドローム』『裸のランチ』などのデヴィッド・クローネンバーグの息子です。
パパバーグはまさに奇才。人間がおかしくなる様を描くのが抜群に上手く、観る者にトラウマを植え付けまくっている人物です。
しかし!子バーグも絶好調。
独特の世界観、SFへの攻めた1手を描いています。クリストファーノーランばりにこれからの作品が楽しみです。ファンになりました。
「ポゼッサー」観ていて奇妙な感覚に陥ります。元気な時に観ないとやばいかも。
「脳」へのトランスフォームシーン
この描写がかなり効きます。
監督の頭の中のイメージを映像化したものらしく、浮遊感のような、没入感のような…。とにかく変な気持ちになりました。
物語が進むにつれ、ストーリーも複雑になり、
「映画を観ていることを忘れ、自分が誰かも見失いそうになる」
そんな没入感が確かにあります。
鑑賞中は夢中で気づきませんでしたが、振り返ってみると恐怖ですらありますね…。
ベイビードライバーのように健全な没入感ではないので、気を付けましょう。
チップ埋め込み社会
劇中では、「脳」からターゲット意識をのっとるシーンがあります。
現実にも、マイクロチップを身体に埋め込み、買い物や人物認証のために導入している国があります。
世界中でやがてスタンダードになったら、こんなハッキングももしかしたら…。
妄想が捗りますね。
ショーン・ビーンは果たして…
ターゲットのCEO役で「ショーン・ビーン」という俳優が出演しています。
この人、「めっちゃ死ぬ俳優」として俳優なんです。
YouTubeに死亡シーンのまとめがあるほど。
さあ、果たして、今作ではどうなるのか…。要チェックや!!
ここから先はさらに深い考察を。
ネタバレを含みますので、すでに鑑賞した人やポイントを押さえてから観たい人はブログをご覧ください。深堀して楽しめる記事になっています。
最後までお読みいただきありがとうございます!
非常に気味の悪い謎を残して終幕します。教えて子バーグ。
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