【N号棟】怖さを感じにくい理由
「N号棟」を鑑賞しました。
ミッドサマーのような、考察しがいのある作品だと聞いて鑑賞したものの…、全く怖くないし、考察する気も起きませんでした笑
その理由をお伝えします。ややネタバレ含みますのでご注意ください。
怖がらせないホラー
「N号棟は」2022年の日本映画です。
怖いシーンや演出で観客を驚かせるという作品ではなく、
霊や、超常現象を理解、考察したさせようというねらいで作った作品だそうですが…。
正直よくわかりませんでした。作った人しか楽しみにくい映画なのではないでしょうか。
考察しようにも、ヒントも手数も少なすぎます。
先日アップした藤本タツキの漫画作品「さよなら絵梨」の台詞にこんなものがありました。
このメッセージを実感してしまう作品でした。
ミッドサマーの下位互換
ミッドサマーはご覧になられたでしょうか。
「N号棟」はあの映画の超下位互換のような作品でした。
ミッドサマーでは、土着の宗教によって、非常識が常識となっている点の恐ろしさを描いています。
ドラッグの使用や、殺人などが常態化しているようなコミュニティの恐怖です。
ミッドサマーの下位互換である理由として…
世界観がしょぼい
ミッドサマーやその元となったウィッカーマンという作品に比べて、世界観や規模がしょぼいです。
島や村レベルの話であったことに比べ、「N号棟」は団地の1棟です。これはしょぼい笑
それに加えて…
日本で宗教ものホラーはウケにくい
日本人はほとんどの人が無宗教に近いので、宗教をテーマにした作品がウケにくいです。
アメリカではキリスト教という強力な宗教があります。そのため、異質な宗教観がくっきり出ます。
日本が舞台だと、カルト宗教や〇ウムを連想するので、ホラーには不向き。変に生々しい。
しかし、それ故に、「もしかしたらここは面白いポイントかも」という点をひとつみつけました。
ホラー映画ではない?
こちらの解説はブログ限定公開とさせていただきます。「N号棟」に一筋、二筋の光を感じたポイントです。きっと楽しめます。
筒井真理子が映える
もう一点、わかりやすい見どころです。
筒井真理子さんが、重要な役で出演しています。「よこがお」でみせた見事な演技そのままに、抜群の存在感を放っています。
これ、この映画では結構重要です。この映画で、あの役はカリスマ的な目立ち方をしなければならないと思います。適役です。
最後までお読みいただきありがとうございます!
「仄暗い水の底から」「来る」「真事故物件」などのすごさがわかりました。
団地、アパート系ホラーは強そうなんですがねぇ。
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