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マリー・クワント展で渋谷へ。


「退屈なファッションなんて意味がない。衣服は自分自身やなりたい自分を表現するための手段なのよ」
   マリー・クワント、1966年
丈も時代も変えたミニの女王/マリー・クワント展より


 主催:Bunkamura、V&A(ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館)と聞いたらね、先日にエコバッグまで買ったし。60年代は生まれていないけど、ストリートカルチャーのパイオニアの世界を観に行かなくては…と、久しぶりに訪れた渋谷。天気も良かった。

渋谷駅が様変わりしていて、出口に迷いました。


この場所は4階なんですが、90年代の頃は森林をイメージしたカフェがあったはず…ナチュラルな雰囲気の…トロピカルな感じの…覚えているのに思い出せない。



 甘栗が売ってるビルの方の109は、建物はそのままで別の名称のビルに変わっている。「MAGNET by SHIBUYA109」あ、まだ109だった。(妙にホッとした)

 そして歩いて、


ランチは黒毛和牛のこちら「牛8」で。とろ肉3秒炙りが美味しかった。



 で、本題に戻って、

マリー・クワントと言ったら、あの有名なデイジーマーク。ハンカチなどの小物やコスメ類が日本ではお馴染みかも。スウィンギング・ロンドン(躍動するロンドン)ファッションを一部の裕福な人々のためじゃなく、かつ自身が本当に欲しい着たいデザインを作り販売、爆発的なヒットに。デザイナー兼起業家を見事に成し遂げたマリー・クワントだけど、パートナーのサポートあっての事という歴史も知る。


『私達はモッズだから』って、さらりと軽やかな感じが、また粋だなと思う。正統なものだけに身を委ねるのではなく、それをリスペクトしながら自由を追求する感覚って、現代の様々なシーンで必要性があるような。
 本当の自由は不自由な中にあると思うから。




 60年代ではないけど、流行は繰り返す。90年代のモッズファッションの流行を覚えている。「フェミ男」が話題になって、スリムスーツにハンティング帽にプラットホームブーツ、そして男女問わず一枚は持っていた"モッズコート"も。プラス東京独自の流行りも生まれ発信されて、見るもの聞くものが全て新鮮だった。

ツイッギーと言ったらミニスカートだけど…学生の頃、青山のスパイラルカフェでバイトの面接時に着て行ったのが、ツイッギーの顔のプリントされたモノトーンのTシャツ&ミニスカートでした。当時はツイッギーのアイコンはよく分かっていなかった。面接担当者に苦笑いされました。無事に採用されたけど。(髪も赤毛だったのでトーンを落としました)完全に若気の至りです。でも楽しかった。
渋谷に毎週のように通っていた頃、一時期はロンドンファッションに夢中だった。古着をミックスしたり懐かしい。マリー・クワントは個人的にあまり手にした事がないブランドで、(リップとかポーチなどをプレゼントで頂いた記憶はあります)伝記を書いた記事を読んで気になり、V&Aの展覧会でモードの世界の立役者と知り、タイミングが合う時ってありますよね。


ウォールギャラリーは赤の世界。赤色はエネルギーに溢れてる。娘も興味深々。
きっと若いアーティストだろうと思ったら、当たり。


中庭のカフェ。
とても落ち着く空間だけど休館してしまうのが残念。再開発の波は加速して行くとして、改修後も素敵な雰囲気は失いませんように。
入口付近のお花屋さん💐
つい印象的な赤いショートヘアの後ろ姿を📸赤い髪には過去の記憶に遡るスイッチがあるようです。モッズ、ツイッギーを見たせいもあるかも知れない。
赤い繋がりで、ランチのお店に居たこの牛も。(ちょっと切ない表情に見える)赤は闘牛の色のイメージも。記憶も掻き立てるのかも。





お土産のポストカード。
書く面もマリー・クワント、デイジーマーク。



 ちょっと騒がしいけど、渋谷カルチャーを感じる街は楽しかった。

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