日本の国菓を考える:おはぎの提案
日本の国旗は日の丸です
日本の国花は桜です
我が国を代表するシンボルが各分野で決まっています
例えば、日本の国技は相撲、日本の国鳥はキジ、日本の国蝶はオオムラサキ、日本の国石は翡翠、さらには日本の国の菌は麹菌だそうです
このように、いろいろなジャンルで『国〇〇』が存在します
国歌のように「国旗及び国歌に関する法律」で制定され、国が正式に定めた場合もあれば、専門の学会などが定めたものや、長い歴史の中で国民の間で認められるようになったものなど、誰がどのように決めたかはさまざまです
国菓のご提案
それらを踏まえたうえで、私は申し上げたいことがあります
国を代表する菓子、すなわち国菓(こっか)を決めておかなくてもいいのでしょうか?
なぜ国を代表する菓子が存在しないのでしょうか?
我々は菓子に対してあまりにも無頓着だったのではないでしょうか?
似たようなものでは【国果(こっか)】、国を代表する果物も実は定められているのをご存じでしょうか? ※国果は草冠がない果
それは柿です
繰り返しになりますが、それだけいろいろなものの代表が決まっているのに、我々は国を代表する菓子、すなわち国菓(こっか)を決めておかなくてもいいのでしょうか?
おはぎを国菓に
そこで、わたしは国菓としておはぎを提案したいと思います
おはぎには日本人の心が詰まっています
まず、米を使っているという点で日本の主食文化を象徴しています
そして、あんこに使われる小豆の赤色は古くから邪気を払うものとされ、さまざまな季節の行事に取り入れられてきました
神社の鳥居に使われている色であることからも分かるように、古来から朱色には魔除けの力があると信じられており、春と秋の彼岸におはぎがお供えされるようになったのも、魔除けの効果がある小豆と当時はまだ貴重だった砂糖を使った菓子をお供えすることで先祖に感謝の気持ちを伝えることにつながったと言われています
以上の理由から、私はおはぎを国菓として提案したいと思います
おはぎは日本人の主食である米と、日本人が精神的にも大切にしてきた小豆を使ったあんこへの情熱、その両方を兼ね備えています。 おはぎを国菓とすることで、日本の伝統文化を次世代に伝えることができるでしょう
あなたの意見を聞かせてください
皆さんもぜひおはぎを食べながら、日本の文化や歴史に思いを馳せてみてください
その上で、国菓としてさらにふさわしい菓子があれば、SNSなどでぜひ発信して意見をお聞かせいただきたいです
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