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新作についての話

新作を出します。Kassem MosseのレーベルOminiraから。トラブルがなければ多分2021年の1月末~2月くらいの予定。形式はアナログ盤とデジタル配信で、サブスクはありません。
プレス工場より最終パッケージが送られてきました。

コロナ禍での進行
アルバムは2020年の2月頃には出来ていたのですが、ちょうどコロナ感染拡大が本格化したところで、しばらくそれどころじゃないという時期が何ヶ月か続きました。
そんな中もKassem MosseことGunnar Wendelとやりとりは続けていましたが、いずれにしろプレス工場は止まっているし、出せて秋以降かなという状況でした。
さらにテストプレスの音質調整などが重なり、遅れに遅れようやく最終パッケージに至った次第です。
アナログ盤のリリースを含めると、調整のたびに工場側の稼働を待たなければいけないので、どうしても時間がかかりますね。

どんな内容?
内容は2019年末~2020年初めにForestlimitで演奏した曲が中心になっています。前作Ever Changing States (2016)は当時色々と余裕がなかったこともありライブ用の素材を元にほぼそのまま作品にしてリリースしたのですが、今回はしっかりアルバム用のエディットと楽曲の絞り込みを行いました。

販売先について
ひとまず販売先はレーベルBandcampとBoomkat。あとはどこまで流通するのか把握できておりません。
ディストリビューションをHonest Jon'sに依頼しているようなので、日本にも入ってくる可能性はあります(例えばJetSetさんはOminiraのリリースをいくつか扱っているようです)。

作品の方向性、不安と期待
トライバルやフットワークといった様々なビートをリコンストラクションしつつ、Bisk流のファンクネスやハーモニー/メロディと実験性を纏わせながら、自分なりに既存スタイルから飛躍し新たなフェーズに昇華させた作品が並んでいます。
昨今、サブスクリプションのレコメンデーション連鎖、プレイリストに入らなけらばリスナーを獲得できない時代です。また、広く聴かれている既存ジャンルや既存スタイルのコードをある程度わかりやすく内包することが必要とされます。
しかしながら、相変わらずそのあたり無視した作品になっているかもしれません。しかも、サブスクリプションでの配信はありません。
これがどう受け入れられるのか、そもそもちゃんと聴いてもらえるのか、不安と期待が入り混じっています。