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成長期の睡眠のはなし

小学生、中学生あたりのお子さんでは、成長が気になるところです。

成長ホルモンの分泌は、眠ることに、おおいに関係があります。

なぜなら、成長ホルモンは、
深い眠りであるノンレム(Non-REM)睡眠
の間に、集中して分泌されます。

ノンレムとは、ややこしいですが、英語で、「ノン・ラピッド・アイ・ムーブメント」のことを指しています。

意味は、「早いスピードで・眼球が・動くことが・無い」

成長ホルモンが分泌されるのは、寝始めてから、睡眠の前半に起こります。

ノンレム睡眠に入ったタイミングで、分泌される、と言われています。

よく成長期の男の子をもつママが、「うちの子、背が低いんだけど・・・」と悩んでいることがあります。

寝る子は育つ

成長ホルモンは、骨や筋肉の発達を助け、体が成長するためには、かかせません。

成長ホルモンは、脳下垂体というところから分泌されて、骨や筋肉を作る細胞に作用し、身長を伸ばすために働きますので、お子さんの背丈に関係しています。

私が成長期の頃は、就寝時間は、23時すぎ~23時30分でした。
身長は160cm無い位です。
家事や、勉強をしてから寝ていたので、就寝時間はそれくらいでした。

深い眠りの睡眠は、幼児期、成長期に多いのですが、年齢とともに減少してゆき、高齢になるほど消失してゆきます。

熟睡できる時間が、中高年から少なくなります。
そのため、ちょっとした音や光の刺激で目が覚めやすいです。

ノンレム睡眠の中でも段階があり、ステージ3クラスの徐波睡眠(←じょはと読みます。)という睡眠時に、脳の疲労を回復し、筋肉や骨を発達させたり、傷の修復を促進する成長ホルモンが分泌されています。


浅い眠りであるレム睡眠は(REM)睡眠「ラピッド・アイ・ムーブメント」
「早いスピードの眼球運動アリ」という意味です。

レム睡眠は、まぶたの下で眼球がキョロキョロと動く特徴があります。

寝ているときに、眼球運動が起きているときは、脳の視覚野が活性化します。
レム睡眠時の寝ている人を起こすと、夢を見ていた、という報告率が上昇します。

猫にもレム睡眠があり、夢を見ているのではないかと言われています。

眼球が動いていない時より、よく動いている時のほうが、鮮明な内容の夢を見ています。


睡眠と記憶の研究で、10語の無意味なつづりを覚えてもらった後、時間が経ってから、覚えているかテストしました。
8時間経過した後は、被験者は、ほとんど覚えていませんでした。

しかし、つづりを覚えてもらった直後に眠ると、8時間経過した後、半数以上の人が覚えていました。

記憶した直後に眠ると、つづりを忘れにくくなります。
そういえば、暗記してから寝ることで、記憶を定着させる勉強法がありましたね。

知識を定着させるのに6時間以上の睡眠が必要というハーバード大学の研究があります。


コルチゾールという物質は、わたしたちが起きる前に、たくさん分泌されます。

このコルチゾールの作用で、明け方、血糖値や体温を上昇させる作用が働いて、私たちは、起き上がることができるのです。

コルチゾールは、ストレスを受けると分泌され、ストレスが多いと、濃度が高くなるため、不眠、よく眠れなくなるわけです。

適度なストレスは、人生のスパイスになりますが、過剰なストレスの場合、ごほうびをあげるとか?自分をほめてあげたいですね🥰


眠りにつくときに関係のあるメラトニン

メラトニンの分泌は、明るいか、暗いかによって、影響を受けます。

眠る前に、明るい照明を浴びていると、メラトニンの分泌がおさえられるので、寝つきが悪くなります。

メラトニンについては、よかったら、こちらを参考にされて下さい↓

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