働き方を変えることの難しさ
2020年夏に過労で倒れ、2ヶ月の休職を経て職場復帰。体の調子が戻るのに1年かかりました。「無理せず、コツコツやろう」と思ってはいるものの、「成長したい。もっといろんな経験をしたい。」という気持ちもある。そんな中、2021年9月に職場を異動しました。今までは広告系の部門にいたのですが、現在はマーケティングコンサル系の部門にいます。前の部署と重複している業務もあるものの、大半は初体験のことで、転職したような感覚でした。
異動した翌週にはクライアントと挨拶をして、月末にはクライアントのビジネス改善の提案を行っていました。必死に勉強して、他のメンバーから色々教わって、分からない中でもかろうじて体裁を整えて仕事ができている状況でした。学ぶことは多く、即実践という環境なので、大変だけど成長の実感もありました。
今年に入ってから、血迷ったことに、知人のベンチャー企業の手伝いもするようになり、新人社員向けのトレーニングプログラム作成ということもやり始めました。ダメだと分かっていて、土日もデスクに向かってしまう。コロナが流行り始めた頃から、ほぼ100%リモートワークだったので、悪い意味でいつでも仕事ができてしまう。
僕は、心配性な性格なので、毎回会議のたびに「この資料で大丈夫かな。。。今日の準備で大丈夫かな。。。」と不安になります。心配性なおかげなのか、会議で大失敗したり、クライアントからお叱りを受けるといったことは未だないのですが、常に「次の定例会大丈夫かな。。。」と不安で、土日も仕事をしてしまっている。
とはいえ、勤務時間は以前ほど長くなくて、残業時間もせいぜい月40時間くらいです。ただ、今までと違うのは、どうにも仕事への不安が拭えない。クライアントからも感謝されることはあっても怒られることはないし、上司からもネガティブなフィードバックはない。でも、毎日不安が拭えない。達成感がない。
ひとつ心当たりがあるのは、今までは、内勤部門にいて、チームで仕事をすることが多かったのと、社外のステークホルダーとの向き合いは、営業さんがやってくれていました。それが今は、一人で仕事を行っており、クライアントとも1対1で直接向き合っている。そういうプレッシャーに慣れていない部分がある。それは伸びしろとも考えられる一方で、「また無理してるんじゃないか。」と気になるところもあります。同棲しているパートナーからも毎日心配されていて、申し訳ない気持ちでいっぱいです。
異動してから5ヶ月になり、仕事はだいぶ慣れてきたものの、大きなクライアントを担当していることもあり、要求のレベルも高く、プレッシャーも大きい。期待に応えられているとは思うけど、毎回心配です。
今の職種は、自分には合ってないんじゃないかなあというのが正直なところですが、色んな考えが頭の中を渦巻いています。
「内勤やチームサポートの仕事の方が合ってるのかなあ」
「いや、でも、これも慣れれば自分の武器になるんじゃないか」
「いつまで、全力疾走で働くんだろう。また倒れたらどうしよう。」
「今年で38歳。もういい歳だ。長期的に取り組める仕事がしたい。」
「大企業で歯を食いしばって中間管理職になるのはつまらなそうだな。」
「でもベンチャー行ったら、それこそ、また倒れるんじゃないか。」
こんな堂々巡りを今年になってからずっとやっています。
4年前に日本の大手広告代理店からGAFAMの一社に転職をして、キャリアの選択肢が広がった実感はあるものの、そろそろ腰を据えて仕事がしたいところ。
どうしたものか。