![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/100322672/rectangle_large_type_2_d46187be50d797192b4d1274e34b42ef.jpeg?width=1200)
絵本を囲んであたたかい時間を―
「にじのねっこをさがしているの」
自宅で本棚の整理をしていた時にみつけた、
絵本『くんちゃんとにじ』のくんちゃんの台詞です。
くまの子くんちゃんが虹を見つけ、虹のねっこを探しに行きます。
そしてついに~。
『くんちゃんとにじ』は20歳を過ぎた娘の大好きな絵本でした。
何度も何度も読み、ボロボロになってしまったものです。
久しぶりにその本を手に取り、懐かしい気持ちでいっぱいになりました。
娘が小学校に通っていた時、
私は〔読み聞かせ隊〕という保護者のボランティア活動に参加していました。
学期末にすべての学年クラスごとに絵本の読み聞かせをするのです。
低学年の子どもたちは、大型絵本や紙芝居で大喜びしてくれました。
しかし学年が上がるごとに子どもたちの評価も厳しくなってきます。
期待に応えようと絵本屋さんを訪ねる日々。
そして、プロジェクターを使用した影絵劇に挑戦することになったのでした。
登場人物一人一人、指先まで丁寧に紙を切り抜き作っていきます。
糸やワイヤーを、頭や足などに取付け動くようにします。
途方もない時間がかかりました。
音楽をつけて、リハーサルを何度も繰り返し準備しました。
下級生には、『ブレーメンの音楽隊』。
動物の鳴き声も、もちろんボランティアのお母さんです。
子どもたちの大きな笑い声や、沢山の笑顔に出会えました。
そして上級生には、『蜘蛛の糸』を上演しました。
糸を地獄の底の血の池に、そろりそろりとおろすのですが、
なかなか上手くいかず、冷や汗がでました。
声楽を勉強されたお母さんが、恐ろしい歌を歌いました。
私たちより背が高くなった6年生も、真剣に画面を見つめていた事を今でも覚えています。
絵本を開けば、誰でも自分だけの広い空想世界が広がります。
どんな解釈をするのも自由です。
素晴らしい楽しみを、あらためて私に与えてくれた子どもたちに本当に感謝しています。
そしてこのような時代だからこそ、
愛する我が子や、もちろん大人同士で、絵本を囲んであたたかい時間を過ごすことができましたら嬉しく思います。
さて、現在、生まれたての赤ちゃんのお傍でお仕事をさせていただいております
ブライトンのバースコンシェルジュです。
赤ちゃんの生きようとする力に圧倒される日々です。
もう少し近くで見守りたい、ついつい近寄りたくなってしまいます。
でもふと思うのです。私の姿、白雪姫に毒リンゴを売りに行く魔女のおばあさんのように見えないかしら!と。。。
大丈夫。この小さな命のためにも、立ち止まる訳にはいきません。
前進するのみです。
もうすぐ4月。気持ちも新たに、感謝の気持ちを忘れずに、邁進してまいります。
株式会社ブライトンHPはこちらです
https://brighten.hp.peraichi.com/