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ルックバック〜祈りと再生の物語〜
#ルックバック とあの事件を切り離してクリエイター論としてのみ語るのは経緯を考えても僕には無理だし、公開時期がここなのもそう言う事なのだと理解しています。
— 瀧澤貴@ヒナーズ No.64🐼リコ派🐶らびゅーずNo.818🐰 (@birth0517hello) July 16, 2024
だからこそあらためて気持ちを整理して7月18日を迎える為に再度の鑑賞しました。
藤野と京本足して藤本。そこに込められたものを感じて pic.twitter.com/visNrOVknh
これは鎮魂とは違う感情
— 瀧澤貴@ヒナーズ No.64🐼リコ派🐶らびゅーずNo.818🐰 (@birth0517hello) July 18, 2024
自分の為、明日からの未来を自分で歩む為、その為に今日観ておかないといけない気がしました。だから
今日はそれまでより物語にこころを寄せて観る事が出来ました
2024年7月18日の自分を告白し記します#ルックバック pic.twitter.com/OfkCaKgoOy
京 本 に込められたであろう意味から本当の意味で僕は離れる事は出来ないのだけど、1番のファン、1番のファンでいる事の意味を京本から教えらた気がしました。ファンダムだなんだって言っても結局争いが絶えないのを観ていたし、巻き込まれていたからなおさら
— 瀧澤貴@ヒナーズ No.64🐼リコ派🐶らびゅーずNo.818🐰 (@birth0517hello) July 18, 2024
#ルックバック pic.twitter.com/FAEbxMmFnp
Amazon primeで配信が始まったので
当時のポストを再掲してみました
敵わないと思った才能は自分の最大のファンで理解者だった
この作品は孤独に、そして真摯に真剣に創作に向き合っているクリエイターに贈る応援そして讃歌
だから何かを創り出そうと奮闘した経験のある者には間違いなくこころに留まるものを与えるし、次なる衝動を呼び起こすのだと思います
でも僕はその高みを目指せなかったし、一線を越えられなかった
だから今オーディエンスとしてここに存在しているし、何よりルックバックと京都アニメーションのあの事件は切り離すことは出来ないし、それは永遠に無理でもある
クリエイターが見つめる眼差しとオーディエンスとしての僕が見つめる眼差しは似ているようで違っているし、同じものを観ていてるけど、その眼差しの先に映し出されているのもは少し違っているのだと思います
観客として観ていると京本の天才としての力や存在をもっと感じたいと思うはすだし、藤野と京本の邂逅があっさり過ぎると感じるかもしれないけど、描きたかったことはきっとそこではないのだと
これはあの日を経験してしまった僕らの祈りと再生の物語なのだから
自分が最高
そんな思いと初期衝動で創作活動を始めたけど、打ちのめされる才能との出会い
それは天才との出会い
その時自分はどんな選択をするのか?
それが自分のその先の歩みを決める
じゃあ、あなたはどうする?
そんな問い掛けをこの作品はしていたのではないでしょうか
創作に真剣向き合ったものだけがわかる、理解出来る
そんな敬意と憧れの感情がそこに描かれていたと思いました
だから藤野の選んだ選択に僕は素直にライド出来ました
ひるがえて現実を考えてみると…
立ちはだかる真剣さを冷笑する空気
何故そうなったのか?
いつからそうなったのか?
それはわからないけど、この国は真面目さや真剣さを冷笑する人が多数派だと思う
眩しいから直視出来ないなら眼を逸らしてくれたらいいのに
そういう存在を見て口に出すのは冷笑
自分と向き合うことは孤独に向き合ってそれを意識してなお
前を向くことだと思います
でも孤独だからこそ、そのつもりなかったとしても無配慮な言葉を浴びた時、気持ちが折れる事はある
新しい才能や可能性を冷笑がその言葉が奪ってしまっている事がある
打ち負かすディベート
わかったふりの達観
負の感情の連帯の強さ
それが作り出した世界は果たして居心地がよいのか
そこに対するひとつの答えが『THE FIRST SLAM DUNK
』そして宮城リョータの物語だったのではないかと思います
![](https://assets.st-note.com/img/1731593774-xTqXslwfMJmuvydjBWkHr7F4.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1731593934-6Czr5RTiLfF3OwtkySsZcDUE.jpg?width=1200)
藤野の真っ直ぐさもそれと同じ
決して天才ではない存在の努力する姿とその物語
そこに僕らは自分を重ねたのだと
時代の空気はそこにあるのだと
だから僕らはライド出来たのではと思います
藤野と京本、ふたりで藤本タツキ
京本が引きこもり漫画家を買いたいあの2年が京本を漫画家にした
藤野は6年先半ばで一端ペンを置いたあの時間が藤野を漫画家にした
そこに込められたものは想像するしかありません
でも、確かに想いは伝わり自分の中にこころに留まりました
崩れていくだけの世界で疲弊した気持ちをひとときでも解放してくれる
それが漫画の力だし、それがあるから僕たちはつらい、苦しいけど今日も頑張れるのかもしれない