美容師が取るといい「色の資格」とは?
■色の資格って何があるの?
美容師さんやネイリストさんなど、美容業界の人と相性のよい「色の資格」にはどんなものがあるのかご存知ですか?
今回はそんなよくあるご質問にお答えします。
体験したことをお伝えしたいので、現役美容師でパーソナルカラーリストの私が実際に取得した資格を書きました。
メリットだらけの色の資格。
人を美しくする美容業界の方はぜひチェックしてみてください。
まずは色の資格と言えばこれ!
■文部科学省後援ATF色彩検定
1990年からスタートし累計150万人以上の方が受験した文部科学省後援の由緒ある検定です。
3級、2級、1級(上級)、UC級とあります。
サロンワークで必要な知識は主に3級と2級です。
ただし、今後色に特化した活動を展開するなら1級は取った方がいいです。
なぜなら仕事を依頼する際、2級の講師と1級の講師なら1級取得者の方を選ぶ!と恩師に言われ「なるほど」と思ったからです。
あと、色覚特性と言って年齢や先天性や後天性で色の見え方が一般の方と異なる人の特性や、ピクトグラムなどのユニバーサルデザインを学べるUC級は役に立ちます。
私自身、母親が日頃から電気を眩しがったり見えづらいと訴えることが多く、それを理解したいと勉強しました。
結果として相手を思いやれたり、何かあっても工夫して対処出来るようになりました。
目の特性を知ることは多くの世代のお客様に携わる仕事には必須の知識です。
■色彩技能パーソナルカラー検定®︎
2001年設立。
NPO法人 日本パーソナルカラー協会の色彩技能パーソナルカラー検定®︎は2004年より実施され最も歴史あるパーソナルカラー検定です。
人への色のアドバイスや活用法を身につけて、色の見極める力を鍛えるなら断然おすすめです。
体系的な理論で人への色の効果を身につけてられますし、表現力や語彙力がアップしてお客様満足度が上がります。
モジュール1、モジュール2、モジュール3全てに受かるとパーソナルカラーアドバイザー®︎の称号が得られます。
その先、ドレープ(色布)を使って人への「似合う」を分析するアナリストとしての道と、人に教える講師への道も選べるので活動の幅も広いのが特徴です。
■ヘアカラーマスター検定
髪の色に特化した検定です。
毛髪化学やカラー薬剤の特徴、色彩心理による人への印象、人への似合わせなどたいへん実務的な内容です。
スタイリストではなくカラーデビュー前のアシスタントの方でもわかる内容なのでぜひ早めにチャレンジすることをおすすします。
3級、2級、1級とあります。
■ライフケアカラー検定
一般社団法人 日本カラーコーディネーター協会のライフケアカラー検定は生活の質を高めるための実践的な色使いが学べます。
テーブルコーディネートや子供服年配の方への対応など、「日常生活と色」が絡んだ内容なので自分自身にも役立ちますしお客様との会話に取り入れるととても大変喜ばれます。
以上が現役美容師でパーソナルカラーリストの私が実際に取ってよかった!と思えて美容師さんにおすすめ出来る色の資格でした。
あと、色は心理的な作用も大きいんです。
なのでこれから「色彩心理」の方へも学びを深めていきたいと考えています。
色の勉強って楽しいですよ♪
目に映る全ての景色に「色」は存在します。
その色の属性や心理的特徴、配色のルールを理解すると今までの「なんだか違う」が一気に解決します。
お客様のなりたい印象を色で叶えることも出来ますし、サロンワークではカウンセリングもしやすくなりお客様満足度が上がりリピート率も向上します。
そして何より、学んだ本人がパーソナルカラーを身につけると見た目が健康的で美しくなり印象アップしてお客様への信頼性と安心感を与えることができます。
第一印象が決まるのは0.2秒、とも言われるそうです。
会った瞬間、記憶に残るのは色。
今一度、世の中に存在する「色」に向き合ってみませんか?
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