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#35 実務補習2社目

中小企業診断士登録するための実務補習2社目は、飲食店をいくつか経営している中小企業。コロナの影響をもろに受け、売上は回復傾向にあるものの、まだまだ苦しい状況が続いている会社だった。

初日のヒアリング訪問前に、皆でその会社が運営する店舗でお昼ご飯を食べ、お昼時のお店の様子や従業員さんの動きなどをなんとなく観察していると、普段の食事と違ったプロ目線で物事が見れているような気がした。

そして、ヒアリング事には、社内の工場なども見せていただいた。ちょうど稼働していない時間だったこともあって、きれいに清掃された厨房や製造機を見せていただき、写真をたくさん撮りまくった。

2社目ということもあって、実務補習で何をしないといけないかがわかってきた私たちは、帰り道ですでに、「こうした方がいいよね?」「あれって、どうなってるのかな?」といった、みんながそれぞれに感じた気づきを共有しあっていた。

今回、私は「店舗運営戦略」という担当になり、各店舗でどのようなことを打ち出していけば良いのか?といったマーケティング戦略のようなところを担当した。

2日目、皆で戦略を考える日。1社目の時よりもはるかに活発に意見が飛び交った。さらに、飲食店というイメージしやすい業種であったこともあり、面白いアイデアなどもいろいろと飛び出した。

今回の指導員は女性の診断士の方で、大学でも講師をするなどとても聡明な方だったけれど、とてもフランクに私たちの話をよく聞いてくださった。
また、ミーティング時にはこの会社が運営しているお菓子屋さんで購入したお菓子を持参してくれ、それを皆んなで食べながら、とても和気あいあいと話が進んだ。

1週間の自習期間を終え、3日目4日目とまた報告書を完成させていく作業の中、報告書作成が得意だったかもしれない私は、比較的みんなよりも早く作業が終わり、全体のロードマップ作成や、表紙デザインに勤しんだ。
おかげで、すごく楽しい表紙ができたけれど、実際の実務で作成する報告書で表紙なんかまったくどうでも良いということに気づくのは、1年経ってからの話ー

そして、5日目の報告発表の日。この日も少し早めに出た私たちは、この会社が運営する前回とは別のお店でお昼ご飯を食べた。
すでに、いろいろな状況分析を終えていた私たちは店を出ると、「ふむふむ、やっぱここはいいんだけどなー、これがあれだよねー」みたいな、ちょっとわかったような風にあれこれと意見した。

報告会の後、私たちはまた「打ち上げ」と称してみんなで飲みに行った。指導員の方が「1回飲みに行くとみんな私と行くの嫌がるねん」と言っていた意味が途中で判明する。めちゃくちゃお酒に強い方で、お水のようにおかわりしていた。だから、割り勘すると嫌われるということのようだ。
でも、いろんな事業者さんや診断士の話を聞いているのはとても面白く、いつまでも聞いていたいと感じた。

でも、私たちには3社目の準備が待っているー

デザインだけやってきたオバさんが一念発起して資格取得を目指した自分史を投稿しています。#01から順番に読んでいただけると嬉しいです☺️スキ❤️も励みになります!

ビリオバ


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