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人生どん底のバツイチおばさんが 1年猛勉強して難関国家資格 中小企業診断士にストレート…

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人生どん底のバツイチおばさんが 1年猛勉強して難関国家資格 中小企業診断士にストレート合格した話  *「ビリオバ」は私の好きな「ビリギャル」に敬意を表してオマージュしております♡

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    人生どん底のバツイチおばさんが 1年猛勉強して難関国家資格 中小企業診断士にストレート合格した話

最近の記事

おわりに

4月1日から投稿をはじめ、週2回の更新を続けて、全37話を書き終えました。ここまで、読んでいただいた皆様、本当にありがとうございます。 実は、何人か知り合いの方々には、noteを書いていることを公表していて、時々会うと「note読んでるよ!」とか「ビリオバ面白いね」とか、そんな嬉しいお声をかけていただくことも多く、意外と読んでくださってるんだ。と思って恥ずかしくも嬉しい気持ちになりました。 自分の生き恥を曝け出しているところもあり、「こんな赤裸々に書いていいの?」と言われ

    • 最終話 ビリオバ、中小企業診断士になる

      1年ちょっとの受験生活と1ヶ月半の実務補習を終え、2023年5月、とうとう中小企業診断士として中小企業庁に正式に登録され、官報に掲載された。中小企業庁のホームページでも新規登録者として公示された。 まもなくして、我が家に登録証が届いた。 嬉しくて嬉しくて、お世話になった先生に報告し、「これって携帯してますか?」とバカな質問をしたら、「仕事で提示することはないけれど、なぜか携帯してる」とのことだったので、私も運転免許証と一緒に財布に入れた。嬉しさも含めて携帯しておきたい。とい

      • #36 実務補習3社目

        中小企業診断士登録に必要な実務補習3社目。これが終われば、無事に診断士登録ができる。ここまで、かなりハードな日々を過ごしてきた。特に企業に勤めているメンバーは平日日中は仕事で作業ができない。事前準備や自習期間は仕事との両立がかなり厳しかったと思う。 メンバーの1人(リーダー)は、この実務補習期間中に異動が決まり、引越し先探しや引越し準備なども重なって、元々細い体がさらに細くやつれていくように思えた。 そんな中、最後の3社目は、京都にある金属加工の中小企業だった。 初日の訪問

        • #35 実務補習2社目

          中小企業診断士登録するための実務補習2社目は、飲食店をいくつか経営している中小企業。コロナの影響をもろに受け、売上は回復傾向にあるものの、まだまだ苦しい状況が続いている会社だった。 初日のヒアリング訪問前に、皆でその会社が運営する店舗でお昼ご飯を食べ、お昼時のお店の様子や従業員さんの動きなどをなんとなく観察していると、普段の食事と違ったプロ目線で物事が見れているような気がした。 そして、ヒアリング事には、社内の工場なども見せていただいた。ちょうど稼働していない時間だったこ

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          39本

        記事

          #34 実務補習1社目

          ドタバタと始まった、中小企業診断士登録のための実務補習。1社目は小規模事業者で伝統工芸といえる昔ながらの製品を製造している会社だった。 これから一緒に15日間の実務補習を受けるメンバーと初めて会ったその日の午後、最初のヒアリングで会社訪問する。それぞれが用意してきた質問を順番に社長に投げていくのだけれど、自分の順番が回ってくると思うと心臓がバクバクして緊張が半端なかった。 おかしいな、、私はこれまで15年以上、フリーのデザイナーとしていろんな会社の社長さんや大学教授などと

          #34 実務補習1社目

          #33 実務補習初日

          中小企業診断士資格試験に合格し、いよいよ診断士として登録するために必要な15日間の実務補習が始まった。 2023年2月3日。朝9時に大阪市内のビジネス街にある、貸し会議室に集合だった。場所も指導員によっては自分の事務所を利用する人もいるらしいが、私は3回とも貸し会議室だった。 この1年半は勉強を中心にしていたし、そもそも仕事も自宅でやっており、新規案件を受けないようにしていたので、打ち合わせに出ることもほとんどなく、久しぶりに朝のラッシュアワーの地下鉄に乗って大阪市内へ出

          #33 実務補習初日

          #32 たまごの第一歩 実務補習準備

          中小企業診断士は、試験に合格しただけでは診断士として活動できなくて、実務補習というのを15日受けなければ、経済産業大臣登録できない。 もしくは、1次試験に合格後、養成課程を受けることでも登録できる。 とにかく、実務を経験しないといけない仕組みになっている。 これは、ほんとに良い仕組みだなぁと思っていて、試験を受けただけでは、知識が入っただけで、実務でどう使って良いのかわからない。 とはいえ、実際のところ実務補習を15日受けたところで…というのもあるんだけれど、でもまぁ、これ

          #32 たまごの第一歩 実務補習準備

          #31 口述試験

          中小企業診断士資格試験の2次筆記試験に合格した私は、1週間後に行われる口述試験に向けて、2ヶ月ぶりに2次試験の問題を見返した。 口述試験は、現役診断士の先生方が試験官となり、面接試験が行われる。 試験官からは2次試験の事例を元に質問されるので、そこで「何か喋って帰ってこい」というものだ。「何か喋って」というのは、この試験で落ちる人はほとんどいない。合格率は99.9%と言われている。 じゃぁ、どんな人が落るのか?というと、 ・試験を受けれなかった人(欠席、遅刻など) ・何も

          #31 口述試験

          #30 第2次筆記試験 合格発表

          試験が終わってから2ヶ月、教科書も試験問題も一切見ない生活を続け、だらだらとドラマやYouTubeにハマる堕落した生活に戻っていた。 2023年正月、久しぶりに実家に家族が集まった。 父も母も、子供や孫たちに会えるのはやはり嬉しいようだ。いつもよりもテンションが高い。食事を終え、みんなでまったりしていた時、 「書き初めせぇーへん?」 と言い出したのは私だ。 私は毎年その年の抱負を決めているのだが、なんとなくそれを習字で書きたかったし、みんなの抱負も聞きたかった。 それ

          #30 第2次筆記試験 合格発表

          #29 余命を過ぎた父は

          2021年9月末、母からの突然の電話で、父がステージ4の喉頭がんであると知り、医師からはこのままだと余命1年だと告げられた。 悩む暇もなく翌月には手術となり、父は声を捨てて生きることとなった。普段からあまり話すことがなかった父とLINEで会話するようになり、父がこんなにもおしゃべりだったことに、声をなくしてはじめて知った。 手術は成功し、転移もみられず、傷口は順調に回復していたけれど、話せないというストレスや働けなくなった喪失感は想像以上に大きく、もともと神経質で心配性だっ

          #29 余命を過ぎた父は

          #28 合格発表まで

          2022年10月末、2次試験も無事に終わった。 合格発表は1月。それまでに、各受験校や対策サイトなどで、模範解答なども発表されたけれど、私は一切見なかった。それどころか、問題用紙を見返すことすらしなかった。 この1年数ヶ月、取り憑かれたように必死に勉強してきたので、合格発表までは試験のことはすっかり忘れてしまおう。と心に決めていた。 いつも夕飯の後は寝るまでテレビもつけずに勉強していたのだけど、勉強しなくて良いとなると、「あれ?今までこの時間何してたんだっけ?」ってわからな

          #28 合格発表まで

          #27 第2次試験当日 ー最後の絶望ー

          2022年10月末、とうとう第2次試験の当日がやってきた。 今回も、1次試験の時と同様に神戸の人工島が会場だった。1次試験初日に電車が止まったことを思い出して、ずいぶん余裕を持って家を出た。 1次試験の時と違って、試験の雰囲気にも慣れ、会場までの電車の乗り換えも把握していたこともあって、気持ちに余裕があった。3ヶ月の準備でまさか合格は無理だろうし模試のつもりで…と考えていたことも、大きかったかもしれない。 そんなわけで、前夜もぐっすり眠ることができ、万全の体制で挑むことがで

          #27 第2次試験当日 ー最後の絶望ー

          #26 試験3日前のできごと

          2022年10月。中小企業診断士資格1次試験に、思いがけず合格した私は、何の対策もしていなかった2次試験にむけて、残された3ヶ月を毎日何時間も問題を解き、解説を読み、悩み、苦しみ、、、という過酷な時間を過ごしていた。どうせこんなに頑張ったところで、受かるわけがない。そう思いながらも、頭の片隅には、奇跡的に受からないかなぁ。という希望も持っていた。 落ちたら来年までチャンスがないし、それも落ちたら1次試験からやり直しだ。この苦しみがいつまで続くのだろう、、という怖さも持ちつつ、

          #26 試験3日前のできごと

          #25 第2次試験 事例1〜3対策

          中小企業診断士資格試験の2次試験は、試験時間80分の記述式。 与件文と呼ばれる企業の「事例」が3〜4ページわたって文章で書かれており、問いに記述式で答えていく。設問はだいたい4〜5問程度。それぞれの設問の配点は書かれていても、どうやって点数をつけているのか、正解が何のかは公表されていない。そのため、過去問集を買っても、出版社によって解答が異なるなど、なかなかに受験勉強がしづらい試験だ。 特に、事例1(組織管理)事例2(マーケティング)事例3(運営管理)に関しては、文章の読解

          #25 第2次試験 事例1〜3対策

          #24 第2次試験 事例4対策

          2022年9月。試験まであと2ヶ月。 2次試験の勉強に苦戦した。問題を解き解答を見ても間違っている。解説を読んでも納得がいかず、自分の答えだとなぜ間違いなのかがわからず、問題を解けば解くほどわからなくなり、何度泣いたかわからない。 そう。こういう時こそ映画ビリギャル。だけど、もうその気力もないほど、自分の理解のできなさと、時間だけが過ぎていく日々にただ焦っていた。 そんな頃、学校の先生から1つの宿題をもらった。 「やりたい人だけやってくれたら、回答はあとで配ります」と。

          #24 第2次試験 事例4対策

          #23 第2次試験の難しさを知る

          2022年8月、中小企業診断士資格1次試験に合格した私は、あわてて2次試験の勉強をはじめる。学校では、対策講義を2回ほど終えた後、4週目からはひたすら演習(擬似試験)が行われた。 いわゆる記述式の文章問題で、かなりビビっていたのだけれど、実際にやってみると、与件文の文章も問題もやさしい日本語で書かれていて、内容は難しくない。1回読めば内容は理解できる。 なので、はじめて演習を受けた時、「え、こんなんだったら合格できちゃうかも(うふふ」と思ったくらいだ。 しかし、現実の厳し

          #23 第2次試験の難しさを知る