旧甲州街道ウォーク⑮ 鶴川宿→野田尻宿
こんにちは、ばーどです。
2024年7月28日(日)、猛暑の休日。
熱中症をなんなとか回避?して、本日最後の区間まで、たどりつきました。
1.大椚(おおくぬぎ)
上りの中央道が大渋滞。
野田尻宿に無事たどり着いたら、帰りは高速バスを予約しているのですが、これではかなり遅れるでしょう。
上野原から鳥沢までの区間、旧甲州街道と中央自動車道は、桂川沿いをくねくね走る国道20号から離れ、山中を通り抜けます。
川に付き合って蛇行するよりは、多少のアップダウンがあってもまっすぐ突き進む、という感じでしょうか。
さらに高速道路は、トンネルや切通しで人工的に勾配から逃げることもできます。
大椚宿発祥の地 とありますが、当時は「間の宿」だったようです。
先ほどから野田尻方面からテクノパーク方面へ、車両が頻繁に通ります。
どうやら中央道の渋滞回避で、この先談合坂SAのスマートインターから出て国道20号へ向かう、抜け道のようですね。
2.長峰砦
旧街道は、中央自動車道とほぼ並行しながら進みます。
甲斐の武田軍が、相模の北条軍に対する防御のために築いた砦跡。
中央道の建設工事で砦の遺構が破壊されてしまったり、その後の拡幅工事では古道の痕跡が発見されたり、様々な影響が出ているようです。
中央自動車道の建設により分断された甲州街道の古道、その一部は中央道と重なっていて歩行することが不可能です。
ここから野田尻宿へのルートが2つ示されてますが、どちらも正確にたどることができないのが残念。
橋の上から、現在の中央道から分岐する舗装道らしきものが見えます。
2003年に、中央自動車道 上野原IC~大月IC間 の改良工事が完成。S字カーブ区間の廃止、新道を建設して往復6車線→7車線化、談合坂SAの拡張などが行われました。その際、線形改良により廃止となった「元 高速道路」が、この舗装道跡です。
甲州街道にも使われなくなった古道があるように、高速道路にも古道があるんですね。
3.<第二十番>野田尻宿
野田尻宿は戸数110軒ほどの宿場。手前の鶴川宿(戸数50軒ほど)が鶴川の川留めで満杯になると、ここも賑わいをみせたといいます。
鶴川宿→野田尻宿
距離 4.6km
所要 1時間15分(休憩除く)
番外 まとめ
この日(7月28日)のスタートは駒木野宿(東京都)。
小仏宿を過ぎ小仏峠を越えて神奈川県へ入り、小原・与瀬・吉野・関野の相模四宿を経て、山梨県の上野原・鶴川・野田尻宿と、8区間・約28kmを踏破。
初の峠越えもありましたが、それ以外にもアップダウンや"地図にない道”が多く、気温35度の暑さとともに、最後はバテ気味でのゴールとなりました。
夕暮れの野田尻宿で、次回にその裾野を歩くであろう山影を見て、復路につきます。
野田尻集落にある唯一の公共交通機関は、中央高速バスの停留所。
甲府・富士五湖方面とバスタ新宿を結ぶ高速バスが、停まるのです。
バス停へは、集落から100mほど鶴川方面に戻った地点から、階段が通じていました。
最近は訪日旅行客に人気の富士五湖方面で、バスが満席になるのではと、前日に予約しておきました。
バス停から見る中央道の渋滞は、予想通りで、ノロノロ運転。
ほどなくバスが来たが、これは定刻より約50分遅れのバス。その後も何本かバスが来たが、どれも予約した便の前のバスが続く。混んではいたが一部空席もあるので、予約なしでも乗れるようでしたが、そのまま予約便を待つとにしました。
予約したバスは45分遅れで到着。その後も渋滞にはまって、バスタ新宿には90分遅れで到着でした。クーラーの涼しさと快適リクライニングで爆睡。
次回、スタート地点の野田尻には高速バスでと考えていますが、下りも渋滞にあう可能性は高そうです。
ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました。