旧甲州街道ウォーク⑰ 犬目宿→下鳥沢宿→上鳥沢宿
こんにちは、ばーどです。
2024年9月8日(日)。
山梨県に入っても富士山が見えないのは、山影のせい?、天気のせい?
1.恋塚
標高の高い犬目宿から、桂川沿いの下鳥沢宿へ、下りに入ります。
市制前の上野原町教育委員会が作成。実際の位置や距離とは異なりますが、クネクネ曲がりくねった険しい山中の道であることが、よくわかります。
ちなみに、この案内図の100mほど手前には、上野原町と町観光協会の案内図がありましたが、肝心の旧街道を示す色が落ちてしまい、中央自動車道と国道20号しかわからなくなっている、悲惨なものでした(笑)。
教育委員会のリカバリーがあって、安心しました。
旧道は県道の右に分岐し、「君恋坂」という素敵な名前の坂を上るようですが、今はご覧の通りの荒れはてた道でした。
かつてこの先にあった君恋温泉という施設も閉鎖となり、行く人も無くなったのでしょう。犬目宿の手前の「座頭転がし」よりも険しそうなので、ここは県道を迂回することにしました。
旧道が県道に合流する地点から、逆方向にも向かってみましたが、予想通りの荒れ道でしたので、引き返してます。
君恋の地名の由来は、日本武尊が東国征伐に向かった帰りに、亡くなった弟をこの地で恋しく思った、という言い伝えによるとか。
2.山住神社
集落のご夫婦が、神社の倉庫の前にいらしたので、少しお話しました。
ちょうど前日が神社のお祭りで、その後片づけとのこと。
富士山の話をすると、ここからも見えるはずだが、今日は暑く空が霞んで見えない、もう少し先にも街道から見える場所が2カ所ほどある、と教えてくれました。
ほんの数十mの短い区間ですが、甲州街道で初の石畳でした。
3.さんや坂
犬目宿から西、路線バスが無い区間でしたが、ここから大月までは1日2本運行しています。
陽射しは厳しいですが、花々は秋の気配を感じさせてくれます。
4.<第二十二番>下鳥沢宿
鳥沢には、下鳥沢宿と上鳥沢宿が設けられ、合宿として機能していました。
どちらも戸数約150軒、本陣1軒、脇本陣2軒と、ほぼ同じサイズ。現在の街並みは切れ目なく続いています。
鳥沢宿があるのはもともと富浜という地名で、のちに小西村となっています(現在は大月市富浜町鳥沢)。
一説には、甲州街道を整備する際に、十二支にちなんだ宿場名とするため、「犬目」と「猿橋」の間だから「鳥」としたとも言われてますが、真偽はどうなのでしょうか。
犬目宿→下鳥沢宿
距離 4.2km
所要 1時間00分(休憩除く)
5.<第二十三番>上鳥沢宿
下鳥沢宿と上鳥沢宿の境が不明ですが、川が宿場境となることが多いので、小川(国道との交差は暗渠)を越えた地点で上鳥沢宿へ入ったとします。
下鳥沢宿宿→上鳥沢宿
距離 1.0km
所要 15分(休憩除く)
犬→鳥 と続いて、次は猿。猿橋宿へ向かいます。