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旧甲州街道ウォーク⑥ 日野宿→八王子宿

こんにちは、ばーどです。
2024年6月22日(土)。
午後の陽射しがきつくなりましたが、浅川を越えて八王子宿まで。



1.日野自動車

中央高速道の下をくぐる
大坂を上る
日野市ミニバス バス停
日野市立大坂上中学校
都道256号と合流

日野市といえば、トラックやバスなど大型商用車で知られる日野自動車の本社がある町。
明治時代にガス器具の製造でスタートし、その後に自動車製造を開始。現在はトヨタ系列の企業。国内のバス車体製造の約4割、トラックの約3割を占めているそうです。

日野自動車本社

本社と隣接する工場は、2020年以降閉鎖と茨城県内などへの機能移転を進めており、街道沿いに続く敷地(中はほとんど見えない)からはほとんど音が聞こえません。

日野工場の西門から見る敷地は「跡地」のようだ

街道は大坂を上り切って、日野台地の上を西に向かいます。
北側は日野自動車の敷地、反対の南側は多摩川支流の浅川沿いに広がる低地となってます。

南側の谷へ続く下り坂
日野台バス停
日野台交差点
一里塚公園
一里塚公園 説明板

日野台の一里塚、日本橋から十里目。
塚跡や碑はなく、少し離れた住宅地の一角の公園に。名を残すのみです。


2.石川

コニカミノルタ東京サイト日野

日野市さくら町は、この事業所のみが所在する町名。
同社の前身の小西六が発売した、日本初カラーフィルムが「さくら天然色フヰルム」という商標だったことに由来。
白黒からカラーへの変革は画期的だったはずですが、今やデジタルの時代。「フィルム」という言葉も風前の灯火な気がします。
そのさくら町を過ぎ、八王子市に入ります。

長屋門と蔵のある旧家
いちょう並木が続く
高倉稲荷神社
国道20号日野バイパスが左から合流
都道256号の甲州街道はここまで
甲府まで93km
JR八高線を越える

八高線は、八王子から群馬県の高崎(正式には一つ手前の倉賀野)まで結ぶ路線。
渋谷のハチ公とは無関係。

とうふ料理うかい 本社は八王子市
石川入口交差点

八王子市の石川は、東京から中央高速を西に向かって最初のPA(石川PA)があるところで、知られています。
この辺りから、街道は日野台地から浅川の谷へと、急坂を下ります。

京王バス 大和田坂下バス停
国道16号八王子バイパスを渡る

国道16号は、都心から数十km県内の都市を環状に結ぶ、首都圏の大動脈。

BOOK OFFなど、〇〇OFFの複合ビル

BOOK OFFの発祥地、現在の本社は、八王子の南隣の相模原市です。


3.浅川

国道16号を越えてすぐ、左の脇道へ
街道の風景
お地蔵様もお参りする方も雨にぬれない
かつての川の跡?
豆腐屋と肉屋 昭和の懐かしい風景
再び国道へ 右折する
大和田橋で浅川を渡る

浅川は、多摩川の支流。甲州街道は、この先さらに上流の小仏川に沿って、峠を上ることになります。

終戦の13日前に空襲を受けた大和田橋
焼夷弾の痕が保存されている
浅川の下流を望む
浅川の上流 奥多摩の山々の風景

ここから少し上流で北浅川と南浅川が合流し浅川となり、さらに多摩川に合流します。
甲州街道は、南浅川の上流の小仏川に沿って峠を越え、神奈川県の相模湖方面へと続くことになります。

大和田橋南詰を右折
八王子市立第五中学校
市立五中交差点で左の脇道へ入る
八王子新町 枡形
竹の鼻の一里塚跡 江戸から十一里目
説明板 (十二里目とあるが・・・)
江戸期の力士・八光山 化粧まわしが短い
正面のT字を左へ
八王子市街に入りマンションやビルが増えた

4.<第十一番の①>八王子宿(横山宿)

八王子駅入口東交差点 国道20号を右折
市守大鳥神社 八王子宿の東口

八王子宿は、幕府により甲州街道が整備される以前より、多くの宿場町が形成されていて、八王子十五宿と呼ばれていました。そのうち、4のつく日に市が立つ横山宿と、8のつく日に市が立つ八日市宿を中心に栄え、八王子名産の絹織物などが売買されて、今の八王子市街地の原型になったようです。

JR八王子駅前に近い交差点
横山町バス停 神奈中バスも運行
料亭坂福
横山町交差点

この辺りに八王子宿の本陣・脇本陣・問屋場があり、中心街とされてます。

内外青果バナナ 恒川商店
八王子横山町郵便局
伊勢屋本店 創業80年の和菓子屋

5.<第十一番の②>八王子宿(八日市宿)

大都市八王子の繁華街は途切れることなく、隣の八日市(八日町)に入ります。

八日町一丁目バス停 西東京バスと京王バス
八日市宿跡碑 15:45着
説明板

八日市宿にも新野本陣、山上脇本陣があったとされています。

あらゆる金物 カマスヤ
八王子織物の商店
蔵造りの1階にシャッターと自販機
新藤鰹節店
本郷横丁バス停
ほかにも○○横丁交差点やバス停あり
清酒 桑の都 養蚕業も盛ん
こんにゃく製造卸 なかの屋

駅前のビル群と、歴史を感じさせる街並みのコントラストがあり、改めてゆっくり歩いてみたいと感じました。

追分町交差点 甲州街道は左
八王子千人同心屋敷跡碑
八王子千人同心 説明板

武田氏滅亡後に、徳川家へ中心を誓い召し抱えられた数人が起源で、八王子城下の守護などの役割を与えられ、徐々に千人規模まで増えこの名があるそうです。

八王子追分町郵便局

追分を越えてすぐ、立派な道標がありました。

左 甲州道中高尾山道
右あんげ道 陣馬街道のだという
道標の説明板

この日は古甲州街道の一里塚を訪ねたり、暑さで休憩を多くとったので、予定よりも遅れてすでに16時近くですが、もう1区間歩く予定。
八王子宿を抜けて、駒木野宿まで進みます。

日野宿→八王子宿
 距離 5.7km
 所要 1時間50分(休憩除く)


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