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旧東海道ウォーク⑥ 戸塚宿→藤沢宿

横浜市内の最後の宿場、戸塚宿を出発。いよいよ横浜を脱出です。

1.戸塚区は広い
2.遊行寺
3.<第六番>藤沢宿


1.戸塚区は広い…

大坂を上り切ると、1号バイパスに合流します。
今はバイパスがコースとなっている箱根駅伝の戸塚中継所は、合流地点の少し北側にありました。

大坂を上り切りました。

このあたりは、横浜から藤沢へ向かう道中のサミットにあたり、左は三浦半島へつながる丘陵地帯、右は遠く富士山を望む、眺めのよい場所となっています。

環状3号線への取付道路。その向こうには、三浦半島へ連なる丘陵地帯。
続いて、横浜環状南線の戸塚ICの工事区間。
原宿の一里塚跡(江戸から十一里)は、この辺り。

バイクショップやファミリーレストランなどが連なる国道1号をひたすら歩きます。サミットを越えてはいますが、下り坂にはなっておらず、丘陵地帯の尾根の上を進みます。

原宿立場跡。立場(たてば)は、宿場間が離れている場所や峠などに茶屋などがあった場所。

横浜市18区の中でも戸塚区は最大面積。境木地蔵で戸塚区に足を踏み入れてから、すでに4時間が経っていますが、まだ抜け出せません。

原宿交差点。
戸塚区は、これだけ長かった!

国道1号は藤沢市街地を避け、藤沢バイパスとして直進しますが、旧東海道は藤沢宿へ向かうため、ここで分岐します。

分岐の側道に入ります。
ここで国道1号(右)と別れ、藤沢市街(左)へ進みます。
戸塚区の西の端まで来ました。

ついに、戸塚区、そして横浜市を脱出して、藤沢市に入りました。
さらば、横浜。


2.遊行寺

市境を越えるあたりから、かつての街道を思わせる並木が現れました。
昔は立派な松並木だったそうですが、松食い虫の被害にあい、別の樹木を植えられたようです。

木陰があるのは、ありがたい。
鉄砲宿。大蛇を鉄砲で退治した言い伝えが由来。

やがて、遊行寺坂と呼ばれる急な下り坂になります。
左右は崖になってます。切通に改良することで、これでも坂を緩やかにしていることがわかります。もとはかなりの急勾配だったようです。

遊行寺坂の途中に、江戸から十二番目の一里塚跡。

一里塚跡のすぐ先に江戸見附があり、いよいよ藤沢宿です。

ここが江戸方の見附。

江戸見附のすぐ脇に、時宗の総本山である遊行寺があります。
道中安全の参拝のため、立ち寄りました。

一遍上人像。踊念仏で有名。

3.<第六番>藤沢宿

遊行寺を過ぎ、境川の手前で、旧東海道は右折します。
昔の宿場町は、一本道を遠くまで見渡せる構造を嫌い、鍵の手と呼ばれるクランク状になっていることが多く、治安上の理由からとも言われています。

この角を右折。案内表示がないので、わかりにくい。
右折すると、こんな道になります。

右側には、ふじさわ宿交流館があります。
館内で藤沢宿の資料や模型を見ながら、休憩しました。

ふじさわ宿交流館
高札場(こうさつば)を再現しています。
藤沢宿の模型。当時の街並みが、うまく再現されていました。
遊行寺橋を渡ります。

旧東海道はここからしばらく県道43号となり、藤沢市内のやや北側を西に向かいます。街道沿いには、昔ながらの建物や蔵が残っています。

紙問屋の建物。重厚な造り。

藤沢宿の蒔田本陣跡。14時25分。

説明版のみでした。
小田急江ノ島線を跨ぎます。駅は藤沢本町駅。
小田急を越えてすぐ、京見附があります。

藤沢宿はここまで。
次の平塚宿まで、三里半。約13km

戸塚宿→藤沢宿
 距離 7.9km
 所要 2時間20分

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