【シカゴでバードウォッチング!】 Northern Harrier
冬になって戻ってきてくれた鳥の中に、Northern Harrier (アメリカチュウヒ) がいます。
私たちがよく行く公園に、昨冬は少なくとも三羽のNorthern Harrierがいて、毎日のように公園のあちこちに姿を現して華麗な飛び姿を披露してくれました。戻ってきてくれるかどうかは年によって違いますので、今年も見られるかなと心配していたのですが、少なくとも二羽いることを確認しました。うれし〜〜〜い!
Northern HarrierもSandhill Crane (カナダヅル)同様、繁殖期にはカナダやアメリカの北部で過ごし、寒くなってくると南に渡ってきます。雄と雌では体色が違い、雌の方が大きいです。スリムな体、付け根が白い長い尾、そして長い翼。草地のすぐ上を水平にス〜〜〜〜ッと音もなく飛びながら、フクロウのような顔の構造を生かしてネズミなどの小動物の音の動きをキャッチして餌を射止めます。他のHawk (鷹類)のように上空から突然獲物に突撃するという感じではありません。木の上に止まることは少なく、地面の上に座っていることが多く、巣も地面の上に作るそうです。
この鳥も4万年ぐらい前の化石がメキシコで見つかっているらしいです。また遥か彼方の太古に思いを馳せてしまいます。
冬の寒い日に、枯れ草や枯れ木のところを私の視界の左から右へ、右から左へと一直線に優雅に飛んで行くNorthern Harrierを見ると、寒さにめげずにバーディングに出かけてよかったと思います。
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