文ストアニメ61話後のシグマくんが気になる人のメモ
まだ続けるよ〜〜☆
未視聴の方やネタバレしたくない媒体がある方はご注意くださいね。
だざさんのシグマに対する認識「そんなものが人間と言えるのか?」
シグマくんの出自を振り返ります。シグマくんと同じく生まれが特殊(そう)な方々といえば幹部、ヴェル兄、アダムさん…てとこですかね。この中だとヴェル兄が一番近しいですかね、人生が途中から始まってるというとこで。でも、人間でないことによる苦悩から人類を滅ぼそうとしたヴェル兄に対して、シグマくんて自分が人間であることや生きていくことについては微塵も迷いを持ってなさそうなんですよね。この二人は出自はかなり近しいのに精神の根っこが全く違うみたい。ヴェル兄は何があっても自分は孤独だと信じていましたが、シグマくんは何とか孤独を癒そうとしている。最初は家を手に入れればよいと思っていて、ムルソーでだざさんを見て、信頼できる人がいれば…とさらに考えを深めた節があります。また、そこで「自分に仲間は作れない」とか悲観した様子もないので、うまく良い人にさえ出会えれば幸せに生きていくことも出来そう。つくづく普通の子なんですよねー。
ほんとに本から生まれたの?
そんなシグマくんの普通さを見るにつけ、ほんとに本から生まれたのか…?と疑問が…。印象だけでなく、物語的整合性という面からしても、無から人が生まれても自然につながるような物語って難しくないですか?「〇〇という男は砂漠に飛行機事故で不時着して記憶を失い、自分は本から生まれたと思い込むに至った」みたいな物語なら整合性がありますし、シグマくんが普通の人間性を持ちつつ本生まれだと自認してくれそう。
疑問点をもうひとつ。今際の際のセリフしかり、ドスくんはちょいちょいキリスト教徒(あるいは御本人)的発言をはさみますよね。頁の力を使って、神の業の領域にある人間を作る行為をするのは、ドスくん的にNGではなかったんでしょうか? 自分で実行するのに違和感もありますし、他人がやったとしても自分たちより格上の存在だなんて言うかなぁ。
本生まれなら、頁にはなんて書いてあったのかな?
とはいえドスくんが音楽に例えてまでシグマくんの特別さを讃えているので、本生まれバージョンも想像を膨らませましょうか。「砂漠で秘密裏に人工異能者を作る研究をしている組織があり」←ここまでが事実で、「ついに成人男性まで育てたクローン人間に知識交換の異能を付与することに成功。実験体の名前は✕✕」←これは頁に書かれた文章。現実にヴェル兄がいるんだから、整合性ありの判定がもらえる、と。これだけじゃ話の前半に戻って、出自を苦にして性格歪んじゃうので「✕✕は素直な性格でツッコミ上手」ってわざわざ書いたんだったらちょっと可愛いな…(ドスくんが書いたとは言ってませんけどね…親御さん(作者)は誰なんでしょうね)。
ちなみにカジノって、「スタンダード島みたいに戦勝国が異能で作った設備が、娯楽施設のフリして空を飛ぶのもまぁありそうだよね」ってことで空港編ちょい前に出現したんでしたっけ? その重要施設の支配人に、戸籍も何もなさそうな人が着任する自然なストーリーも思いつかないんですけど…。書き込みではなくまさかの公募採用で受かってたらすごいな。凡人の必死さの成果がここにもある。ドスくんが書いた表頁の全体も読んでみたいですね。本誌付録にしてください…!でも露語だと読めないな…!
だざさんとシグマくんの関係は結局?
ゴゴリゲームが始まった時点で、幹部がムルソーに向かってることをだざさんはわかってたんだろうな〜という前提でもってだざさんとシグマくんの関係を振り返ると、急に全体をクールに眺める気持ちになりまして、生きて外には出してくれてもその先までお世話焼いてくれるかな…と心配でなりません。敵の一人を誘導してドスくんに倒させた、くらいに思ってたらどうしよう〜。
シグマくんには安吾さん流に物理的刺激で脳の情報整理をしていただいて、だざさんと幹部に連れられてイギリス行って、白瀬くんのとこに預けてられてほしいんですけど…。幹部が意外と世話焼きで斡旋してくれてもよいな…だざさんにマフィアが人助け?とか言われながら…。
おまけの幹部
可愛い幹部で思い出したんですけど、ムルソー最後でだざさんが「らんぽさんなら」ってまた最強の男を自慢するとこ最高でしたね。(ちなみにそんなに大好きならんぽさんに「太宰を相手にしてるみたいな嫌な手管」って若干ディスり表現されてたのを思い出すとまたたまらない。。その一方通行なかんじ、よいよ。。)
それを幹部は黙って聞いてるわけですけど、だざさんがこれだけ手放しに褒める相手なら、共喰いの時嵌められたのも仕方ないな…とか思ってらんぽさんを格上に見るようになってたりしたら可愛いなぁって。思ったりしました。